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動き出したな「豚の砦」。第1クールを終えて。

どうも。フルタです。

FURUTAMARU.の新作『豚の砦』のクリエーションが始まった第一週目が終わりました。すいません、クリエーションと言ってみたかったので使いましたが、全然しっくり来てない。

稽古ですね。

一作目『虎の館』、二作目『梟の服』とも違う視点の新たな作品を作ろうとしてます。稽古場での試行錯誤が続いています。

集合時間になると、いや少し前には、山田伊久磨、清水洋介、フルタジュンが稽古場に集まってきます。だいたいパンとか弁当を食いながら稽古が始まる時間になります。しかし、食い終わりません。だいたい開始時間は少し遅れる。けど、全然いい。まったく問題ない。

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本読みをやりながら、作品のポイントが何なのか。主には、それを探っていた稽古でした。いつもならすぐに立ち稽古に移行したいところを、座り続けてました。

煮詰まる=煮詰める。

それは同じ意味だと思ってます。
煮詰まった分だけ確実に前進している。

本を書いていた時に狙っていたことを、実演としてパフォーマンスとして表現できるか。成立させられるか。ここは、いつも難しい。頭で考えることは自由だ。できるできると思う。けど、いざやろうとしてみると難しい。当然、知恵と作戦が要る。いつもながら考えることは多い。あれもこれも外注でお願いすれば楽になるのだろうけど、FURUTAMARU.は自分たちの手と脳をフルマックスに動かしてゼーゼー言いながら形にしていくところに醍醐味がある。

表現と作品と自分たちが混然一体化したい。

それにしても色々話したな。
無駄のような与太話さえ、実は必要だったりするね。
現に、本読みはどんどん良くなっていった。
効率主義を逆行していく。
逆行の中に、ずっと探していた答えが落ちていることがある。


(TOPの写真は、カメラマン木村健太郎氏によるものです)

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