娘がクランクインした
【2010年11月7日】生まれて3カ月
このコラム、不定期ということで、前に書いたのが7月ぐらいでしたか。なので、感覚を取り戻しつつ書き始めている。
まずはご報告から。当コラムの主人公である娘が8月10日にクランクインしました!(生まれました)。ええ、これでようやく育児コラムっぽいことが書ける。で、産まれてから早くも1クール(3ヶ月)が終わってしまったが、視聴率(出産祝い)はまずまずだった。気付けば、娘の人生ドラマは早くも2クール目に突入している。そんな1クール目の名シーンをフラッシュバックでお届けしたい。
「顔にしっしんができてる! やばくね?!」
「なんか咳してるよ! やばくねぇか?!」
「ウンコし過ぎじゃない?! やばいでしょ?!」
概ね「やばい」だった。親を心配させるのが赤ん坊という生き物の正体だった。なんせ娘から発せられるメッセージは「泣く」「笑う」「おしっこする」「うんこする」の4パターンのみ。どうやらこの4パターンの組み合わせからの推測を育児と呼ぶようだ。しかし、毎回どうにも推測の域を出ないので、結局は近所の小児科へ顔面蒼白で駆け込むことになる。我が家では「ブラックジャック」と呼んでいる先生に、
「娘をっ!娘をっっ!助けて下さいっっ!」
と突っ掛かるが、いつも決まって涼しい顔で
「たいしたことないっすよ」
的なことを言われて終わり。ま、全然「やばくない」わけ。
そんな娘が、最近ごにょごにょと喋るようになってきた。
はっきりとはまだ何も言えてないが、かろうじて聴き取れる程度に
「…やばぁ…い」
って言う。最初は聞き間違いかと思っていたが、どうやら本当に「やば~い」と言っている。しかも連発。親が狼狽していることが娘にバレたのだ。
そうそう、先日、世田谷区から13,000円の子供手当が僕の口座に振り込まれていた。ありがとう、娘よ。娘はタレントではないが、もはやタレントを抱えた事務所のような気分だ。毎月13,000円を稼ぐ娘から目が離せない。
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