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トイレが怖すぎるんだよネ

【2014年9月24日】娘は4歳1か月

このコラムを書くのも半年ぶりぐらい。その間に、娘は着々と4歳になった。4歳。3歳でもなく、未だ5歳でもない。4歳というのは、ある意味で中途半端な時期に思えて、言うなれば子供としてのモラトリアムなのかもしれない。確かに、3歳の頃よりも色んな知識が増えた、口も達者になった。しかし、まだまだ出来ないこともある。だよね?娘よ。

娘にとっては、その代表格がトイレ。家と保育園以外のトイレで用を足すことができないでいる。理由は、自動センサーの付いた勝手に水が流れるタイプのトイレが怖いからだ。

「…すいこまれるよお!!!」(激怒)

と、度々口にしているので、便座に座ったまま本気で吸い込まれてしまうと
思っている。あの、吸い込む際の「ゴオオオッ!」という音のせいな気がする。
それでも用は足さなければならない。出るものは出るのだ。
娘は吸い込まれないために、便座に座らずして用を足す技を習得した。
まず、親が娘を後ろから抱えて、そのまま両足を開かせる。
この時点で、娘はお尻が丸出し、宙に浮いた状態だ。
これが大変。親は相当な腕力を要される。
そして、次の工程へ進む。いよいよ、娘が放尿を開始。
尿の辿り着く先をコントロールして、便器の中に収めないといけない。
これも大変だ。親は的当てシューティングのような集中力を要される。
上手く行くときもあれば失敗する時もある。
失敗した時は……想像に難くない。
すこぶる一苦労なわけだが、娘が、このオシッコスタイルをいつからか
「ミッキーマウス」と呼ぶようになった。「ミッキーマウスやって」と言う。
どこにもミッキーマウスの要素はないはずだ。いや、僕がディズニーに疎いだけで、本当はあるのか?ミッキーマウスの好きなポーズだったりするのか?

何も分からない。

<文・フルタジュン

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