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家は、基礎が大事

住宅は、基礎の上に建っています。あたりまえか・・・
基礎の天端の高さって気にしたことありますか?

もともと、凸凹だった地面の上に、鉄筋を配置し、型枠を設置し、コンクリートを流し、硬化したら型枠を外します。

結果的に、限りなく水平に作りあげるんです。

そのためには、各工程毎に様々なポイントを何度も計測する必要がある

こんな感じのレーザー水平器で

基礎を水平にすることが当たり前のように見えますが、高さの差2mm以下にするには、やはり職人さんのこだわりが必要。

こだわりポイント

  • いかに何度も、計測しながら作り上げるか

  • 計測器の点検をきちんとやってから計測しているか

上記2点ができていないと、5mmの傾きは簡単にでます。
2mmと5mmの差は、すぐに不具合とはなりません。

上に設置していく柱や梁、床の工事の際、いろんな調整材をかましていく事になります。
その際になんか、調整が多いなと感じつつも、もう基礎はできてしまっているため、諦めて調整していきます。

つまり、最終的にできた家の床は、実は金属プレートや薄いベニアの調整材の上に成り立っています。

数年後気づかないうちに調整材は腐朽し、床の微妙な傾きとなり現れます。長らく住んでいるので、おそらく気づかない変化です。
建具やサッシが徐々に立て付けが悪くなるのは、そういったことの積み重ねでしかありません。

そこで、ぜひ

  • 基礎工事の際、コンクリート天端の高さ計測を立ち会うか、計測結果を教えてもらうように、お願いして下さい。(基礎工事前に)それだけで、地味ですが結果は大きく変わります。

  • また、レーザー水準器等の点検前回いつやったかも聞いてみましょう。

まとめ
今回は、これから家を新築される方が、基礎工事に入る前に建築会社に確認すべきことを述べました。
明らかに不具合とわかりにくい事は、職人さんの質が重要です。
確認しても、まったく嫌な気はしませんので、ぜひ積極的に。



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