ノルウェー第2の都市ベルゲン
こんにちは。今回はノルウェー第2の都市、ベルゲンをご紹介します。「ノルウェーを個人旅行するなら」という記事でご紹介した「Norway in a nutshell」というオスロ-ソグネフィヨルドーベルゲンという行程のツアーの最終地点がベルゲンの町です。
ベルゲンは、現在は首都のオスロに次ぐノルウェー第2の都市に甘んじていますが、中世以来1800年代半ばまでは首都のオスロを凌ぐノルウェー最大の都市でした。
長い歴史を通じてベルゲンの富の源泉は貿易。ベルゲンはドイツ諸都市からなるハンザ同盟という貿易結社のネットワークに組み込まれていました。最盛期には軍隊所有の半官半民の商社のような組織で、ノルウェー国王としてもハンザ同盟には配慮をせざるを得なかったとのことです。ドイツ商人はベルゲンに拠点を築き、重要な輸出品である干鱈の取引をノルウェー国内において独占していました。その拠点がブリッゲンと呼ばれる港近くの木造家屋群です。中世においては、ベルゲンはノルウェーにありながらドイツ人が闊歩するドイツ人の町だったのです(商業活動もベルゲン市内での活動はドイツ人のみに許可されていた時期もあったそうです。このような歴史からベルゲン方言はドイツ語の影響を強く受けているとか。)
また、ベルゲンにはノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグの屋敷と墓地があります。「トロルの丘」(Trollhaugen)と呼ばれる場所にあるグリーグの屋敷には路面電車やバスに乗ってのんびり行きましょう。最後は森をしばらく歩いていくと、町の中心から一時間弱で着きます。
夏には付属の小ホールでコンサートなども行われていますよ。
ベルゲンではあちこちでツツジの花が見られ、5月くらいに満開になります。オスロではあまり見かけないんですよね。かたまって咲く品種らしくて、アジサイみたい。
雨が多いのもベルゲンの特徴。一年のうち200日以上雨(場合によっては雪)が降るそうです。
ノルウェーの19世紀のバイオリニスト、オーレ・ブル(Ole Bull)の屋敷も訪ねましたがやっぱり雨。屋敷はベルゲン港から船で一時間くらいのリーソーエン島にあります。
今回は利用しませんでしたが、ベルゲン市街地中心のフロイ鉄道という観光鉄道でフロイ山の展望台に登り、ベルゲンの景色を標高320mから楽しむのもお薦めですよ。
北欧旅行に来られる機会があったら是非いらしてください(#^.^#)
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