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春分のラテ

【チェンマイ俳句毎日】2024年3月20日

春分や右に偏るラテアート


チェンマイはカフェが多い街だ。
近隣の山岳地帯ではコーヒーのアラビカ種が生産されていて、必然的にコーヒー生産者とバリスタとの距離が近くなり、製錬方法から焙煎まで全てにこだわるカフェも年々増えている。
コーヒーは好きなので、評判の良いお店の噂を聞けば行って飲んでみるのだが、最近は店が増えすぎて追いつかないほどだ。

普段はラテを注文することが多い。ラテアートにもメルヘンな世界観を表現したものや、3Dのふわふわ系など、飲むのが惜しくなるような凝ったものが出てくる。

午後、免許更新手続きの後に寄った近所のカフェでは、オーソドックスな植物柄のラテアートが出てきた。そういえば、今日は春分。昼と夜の長さがちょうど同じになる。目の前のラテアートは少し偏っていて、かえってほっとした。


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