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自分でドアを開けてあげること▶️Start-upログ⑩

アラフォー、バツイチ、頼りないドイツ語のままベルリン在住11年目。
服飾/舞台衣装デザイナー。コロナの都市封鎖により全劇場閉鎖=全仕事が吹っ飛んだことを機に、立ち止まり改めて仕事と向き合うことに。そこでの気付きを元に方向性をまるっと変え、一念発起で新事業を立ち上げる!と、いう。このブログは、そんな彼女の新たなる挑戦ドキュメンタリーである。


先日、Pitch(ビジネスにおけるごく短いプレゼンテーション)についての講座に行ってきた。

場所は、ベルリン工科大学。
初めて足を踏み入れるベルリンの大学にドキドキ、ワクワク。
日本の大学に比べてかなり殺風景な校舎で、ドイツらしいなぁと思いつつ、早速中へ。
これまた殺風景な教室にカフェテリア。ソファのある休憩室は、至るところにあるのが印象的だった。しかし、どこまで行ってもコンクリート&四角い感じで可愛げが全くない。日本の大学の方が、ずっとロマンティックで整備されている印象だ。それでも、生徒は、1万3000人と言うマンモス校。

講義が行われたベルリン工科大学の校舎の一角

怪しまれない程度にキョロキョロしつつ、いざ講義室へ。
日本の会議室の様な普通の大部屋。ま、部屋は関係ないよね。笑

20人程の人たちと先生とで始まった講義は、とても興味深いものだった。
3時間の講義は、今自分が考えているPitchの答え合わせの様で、どこを削ぎ落とし、どこにアクセントをおくべきなのかを改めて考えるための良い機会となった。

講義内容をざっくりまとめると、活動を通して、誰に、どんな利益をもたらすことが出来るのか。

  1. お金

  2. 喜び

  3. 健康

  4. 自由

  5. 時間

  6. 認知

ここに重点を置いてプレゼンすると、相手の心に響く、らしい。
確かに、大幅に伸びているオンラインショップは、探す時間もお金も節約させてくれものね。と、言う具合。

それを踏まえた上で、誰のどんな問題を解決出来るのか、を説く。

ビジネスにおいては基本中の基本なのだろうが、今まで芸術家として自分の作りたいものを作ることが多かったわたしには、そこにフォーカスを当てることが、新鮮だ。

現状、田所雅之氏の”起業大全”(オススメ)と言う本を読みながら進めているので、実に答え合わせの様な講義だったが、一番興味深かったのは、講義終盤に行われた本物のPitch  既に、スタートアップ会社を立ち上げた5人のCEOによるプレゼンを聞けたのだ。
結果は、、、
5人中2人のプレゼンは、事業内容も面白く、実にわかりやすかった。
が、残りの3人は、自信こそ見て取れるが、内容がふわっとしていたり、やたら専門用語を使って、意味がわからない。。

そして、3時間の講義が終わり、何を学んだか。

イケる!!!
わたしのアイデアは、自信を持って進めば絶対イケる!

と、言うもの。

通るべきドアは、きっといつだって目の前にある。
あとは、勇気を出して開け、くぐるだけ。
恐れや面倒臭いという気持ちから行動しなければ、自分自身にリミットを与えているのと同じなのではないか?
不器用なりに懸命に生きている自分のために、今は、苦手だと思っていたことに一つづつ取り組んでいる。それが、新しいドアを成形すると信じて。


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