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『浮遊』 装画と詩

俳句・短歌・詩の同人誌、『浮遊』の装画を描かせていただきました。
鉛筆画です。

『浮遊』表紙

題字の素敵な書は、恵月様。
書と鉛筆画が合うという、新たな発見がありました。

テーマに沿った詩も二編、寄稿しています。


『浮遊』について

『浮遊』は、愛媛県松山市在住メンバーを中心に発足された、俳句・短歌・詩の同人誌です。松山市は俳人・歌人である正岡子規生誕の地でもあり、古くから俳句や短歌が盛んなようです。

愛媛には学生時代、大江健三郎の生家へ行ったことがあります。その時の道中、海や空がとてもきれいだった印象が残っていて、今回の絵のモチーフとしてとり入れました。

装画は海中から眺める夜空のイメージ。
この誌が、海中と空のように、ふたつの世界を浮遊し、自由に往来できたらいいなという願いがあります。ふたつというのは、個人と他者、詩歌の創作と社会、無意識と意識……などでしょうか。
「浮遊感」のある構図が一番難しかったのですが、絵を描きはじめるうちに、たゆたう植物が現れてくれて、うまくまとめることができました。

発足人の幽慶さんと、書店「本の轍」さんについて

今回、発足メンバーである幽慶さんから、詩と装画のご依頼をいただきました。
幽慶さんとのご縁は、4年前にわたしの詩集『静けさを水に、かきまわす』を読んでくださって、嬉しい感想をいただいたのがはじまりです。当時、幽慶さんはまだ大学生でした。そのとき詩集を手にとってくれた場所が、愛媛県松山市にある素敵な書店、「本の轍」さんです。

「本の轍」さんを通して、幽慶さんとつながることができて、今回の『浮遊』創刊となりました。こんな嬉しいつながりが世の中にあるんですね…!「本の轍」さんにあらためて深く感謝申し上げます。
(拙著をいつもお取扱いしていただいていることにも…)


『浮遊』では、興味深い方々が寄稿されていて、拝読するのがとても楽しみです。和歌、俳句・短歌・詩、そして漢詩まで…幅広い!

同人誌『浮遊』、ぜひ手にとっていただけたら嬉しいです。


購入は下記から。


直接のお問い合わせ、お取扱いしていただける書店さまは、メールもしくはXのDMからお願いいたします。

『浮遊』発足人:幽慶宛
メール: shiika.fuyu57577@gmail.com
X:https://x.com/shiika_fuyu


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