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人の行動は理解度に縛られる

チクセントミハイ の「フロー理論」の図を参考にして作成。

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子どもたちの学び合いを見ていると気づくこと。
人の行動はどうしてもその子の理解度に縛られる。

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理解度が低いとやる気が起きない。
わからないからやりたくない。
そう感じて学びの腰が重くなる。
それがこの場所にいる子。

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ある程度理解しているできそうな課題だと
「やってみるか」
というようになる。
でも理解度が低いから、とりあえずやっておしまい。
わかっても、わからなくても、それでおしまい。

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頭はいいけどやる気がない子はここのレベル。
理解しているから、一応参加はする。
でも、それ以上上にはいこうとしない。
わかっている。だからそれでいい。
そんな世界に生きている。

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理解度は低いけどやる気がまあまあある子。
この子は理解度をやる気がカバーする。
だから、少々わからなくてもやってみようとする。

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全然わからないんだけど、やる気がすごくある子。
そんな子がクラスの中には必ずいる。
その子はこの場所にいる。
やる気があるから、友達や先生に
「教えて」
と聞きながら理解をしようとする。

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この場所にいる子は、そのやる気ゆえにどんどん理解度を深めていく。
友達と一緒に「わかる」だった理解が
1人でも「できる」へと深まっていく。
そして最終的に周りの子どもたちへと貢献しようとしはじめる。
意欲にあふれている子が成長していく流れはこのやじるしだ。

理解度が高い子も2種類に分かれる。
・自分ができているからいいと思う子
・自分がでいていることを人に伝えようとする子
こ2種類だ。

これはその子のもつ「やる気」が関係する。
自分の理解をゴールにする(やる気度低)場合はわかるどまりの学びになる。
逆にみんなの理解をゴールにする(やる気度高)場合は貢献するへの階段を登り始める。
自分さえよければいいボスか?
みんなの成長を願うリーダーか?
そんな違いが表れてくる。

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自分の理解度がどのぐらいなのか?
それによって学びの出発点が変わる。
そして、自分自身がどこまでやる気を広げられるかを考えることで学びの終着点が決まる。

やる気があることはすばらしい。
でも、そこに理解度がともなわないと、人へは貢献できない。
人の行動は理解度に縛られる。


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