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不平等なドッジボール

休み時間。
子どもたちがドッジボールをしているのをゲラゲラ笑いながら見ている。
最近子どもたちがはまっているのは

「男子」VS 「女子」

のドッジボール対決だ。
おもしろいのは男子のコートは女子のコートの3分の1くらいしかないこと。
この絶対的なハンデがあることがおもしろさを倍増させているようだ。

男子のコートは狭いから当てられるスリル満点だ。
逆に女子は投げる力が弱くても当てられる。外野からすぐに戻れる。

僕たちはいつも平等を求めてしまいがちだ。
けど、こういう不平等がおもしろさを生んだりするものだ。

この絶対的なハンデに男子は何1つ文句を言わない。
それどころかめちゃくちゃ楽しそう。
運動が苦手な女子も男子とボールをもって校庭に飛び出していく。

これって勉強も同じだなぁと思う。
できる子はできる子に応じた楽しみを。
苦手な子には苦手な子に応じた楽しみを。

みんな同じにする必要なんて実はないんじゃないかな?
大切なのはみんなそれぞれが違うっていうことをみんなが理解していること。
それさえ理解しあっていればなんの問題もない。
不平等だからこそおもしろい。
そういう世界が確かにある。

僕は明日もこの不平等なおもしろさにあふれているドッジボールをみてゲラゲラ笑うだろう。


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