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ゲームの魅力は時空を越える話。

義理のお兄さんからゲームを貰った。スーパーファミコンだ。

厳密には、「クラシックミニ」という手のひらに乗るサイズのもので、ソフトも内蔵されている。決まったタイトルのものがあらかじめ入っていて、追加などはすることができないそうだ。そのため、昔あったような、カセットをガチャンと本体にはめ込んで遊ぶのとは異なる。

しかし、カタチは変わっても、小学生の頃に来る日も来る日もやり込んだ私にとっては、これは、正真正銘あの頃に遊んだ、通称「スーファミ」だ。「使わないから、よかったらあげるけど、いる?」と妻経由で言われた時、息子が大のゲーム好きなので「嬉しいけど、子供がゲームやりすぎちゃわないかな」とか言って子どもを隠れ蓑にして答えた。でも、内心は、私のほうが欲しくてテンション上がっていた。

いざ貰うと、かつて幼少期に遊んだソフトがいくつも入っていた。
ヨッシーアイランド、マリオRPG、星のカービィスーパーDX、スト2、マリオワールド・・。
子どもと一緒に、私も久々にプレイしたが、やっぱり面白い。息子もすっかりスーファミのソフトも気に入ったようだった。やはり、名作ゲームは時空を超えて愛されるのだということを実感した。

ところで、こういった、子供に関係する遊びとなると、私は、つい「将来的に何かの役に立ったりしないかな」とゲスな考えが浮かんできてしまう。直接的な金稼ぎの手段というわけではなく、何か子供にとっての能力やスキルをアップさせるような「知育」的な要素は無いのかと。
現に、今現在、うちの子供たちにはタブレット端末を渡しているのだが、そのアプリも私のほうで選んだものしかインストールしていない。主に知育系で、算数とか、漢字とか、社会(都道府県の地図)とか、そのようなものが多い。そのおかげか、小学生の息子はサクサクと足し算や引き算の解答も、九九までも答えることができるようになっている。各都道府県の形だけ見せて、それ以外はノーヒントで出題すると、見事に県名を当てることができるようにもなっている。もう親を抜いている。

けれど、今回のスーファミのようなテレビゲーム、つまり据え置きのゲームハードになると、純粋にプレイしていて楽しいので、あまり知育という側面を気にせずに遊んでしまう。
それはそれで、夢中になったり熱くなる気持ちは大事だけれど、なんとなくこの子の力を付ける手段になってくれたら嬉しいのだけれどな・・という思い。貧乏性ですな。

ちなみに、今は子供は、もっぱらアクション系のゲームにドハマり中。スーパーマリオとか、カービィとか。そのうち、RPGのほうにも手を出すのだろうか。

脱線するけど、マリオとかのアクション系と、ドラクエとかのRPG系って、それぞれ特性が違うよね。

なんというか、RPG系は、キャラクターを育てたりアイテムを取ったりして、ゲーム内に武器が蓄積されているイメージ。だから、そのゲームのデータだったり、アカウントだったりがかなり重要で。それを育てる労力もすさまじいけれど、強くなればなるほど、どんどん価値が大きくなっていくような感じ。

反対に、アクション系は、ゲームのステージとかそういうのももちろんあるけれど、実際にはプレイヤーの「腕一本」で勝負するイメージ。だから、ゲームのアイテムとかキャラクターの強さというよりも、そのキャラクターを操作するプレイヤー自身の力が一番大事。ソフトが変わっても、そのプレイヤー自身に蓄えられた武器があるから、どこでも勝負できる。でも、操作するのは人間だから、運だったりコンディションで負ける可能性もある。

どちらのタイプが好きかによってプレイヤーの性格が違うような気もする。逆に言えば、遊ばせるゲームの特性次第で、子供の性格も変わったりするんだろうか。分からないけど。

まぁ今の時代、最新のゲーム事情とかは分からないけど、別にアクションかとかRPGかとかそういう区分けは無いのかもしれない。複合的だったりするのかな。アイテムも溜めるし、ボスを倒すときには絶妙な操作性も必要だし、あとはオンラインで色んな人と繋がって遊ぶこともできるし、とか。

でも、下手なりに、一昔前のゲームを子供の頃にどっぷりやらせてもらってきた自分からすれば、きっと息子も同じように、ゲーム好きになるんだろうなと思った。

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