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映画 | シザーハンズ

昨晩はシザーハンズを観ていました。

人って異質なものは決して認めない、認められないー

「違う」「特別」
最初は好奇心から近づき
自らに何らかの利益がある
それを知ったらもてはやす
何かのきっかけで恐れなど感じたらー

今度は何ら根拠がなくとも
自身に危害を加える「恐れ」を感じ
勝手に異質なものとして疎外、最後は消えることを望む

そんな人間の姿を描き出した作品でした。

主人公エドワードをみていて
私が体験したことのある「疎外」の経験
少し思い出しました。

私が体験したことはちっちゃな世界のことで
たかだか2年ほどだったかなぁ
その世界以外にも居場所はあったから
どってことなかったけど

エドワードにように
大切に想っている人に触れられなくて
近づくことすらままならない

元の居場所にはもう、誰もいない
人々からはいっさいを疎外、存在することすら許されない
これまで観た作品の中で、一番きつい作品…

唯一救われるのはエドワードが毎年冬
恋心をいただいているキムのことを想い
これまで雪が降ることのなかった街へ雪を降らし

その雪のことをキムはわかっていて
互いの想いが通じているシーン

このシーンがあって少しだけ…
救われた気持ちになりました。

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