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KJ法~いつでも使える超万能な構造化の手法。手法の考案者は日本人~

KJ法となにやらアルファベットでかっこいい名前になってますが、
実は考案者は川喜田二郎さんという方で、KJは川喜田二郎の頭文字です(笑)

元々は文化人類学、社会学といったような研究分野で
よく使われている手法で新しい概念を見つけ出すときに最適な手法です。
ただ、「似たものを近づけて構造化する」という部分は
ある程度構造化の枠組みが見えているケースでも使えます。
チームで振り返りをする場合など、似たものが出てくるタイミングで
情報をまとめるのに大活躍する手法なので、ぜひ試してみてください。

KJ法の特徴


読み方:けーじぇーほう、けいじぇいほう、など
使うタイミング:たくさんある情報を構造化したいとき
使う人数:1人でOK、チームでOK
向いていること:情報の構造化(※枠組みの検討がついていないくても使えるのが便利)

KJ法の手順


1.情報を並べる
インタビューのデータや発散して出したものなど、情報の種類は問いません。

2.似たものを近づける

3.かたまりに名前をつける

4.必要があればさらに、大きいかたまりをつくっていく

KJ法を行う上でのポイント


2の段階で決めかかって分けないこと
その後の構造化を考えすぎず、あくまで「近いものを近づける」ことに専念する

※実際にはすでに構造が見えていれば
決めかかって構造化しても問題ないです。
ただし決めかかって構造化した場合、
下記のような問題が起きる可能性があります。

➀チームでやっている場合に合意が取れないケースが出てくる
みんなが頭の中で同じ分け方をしているとは限りません。
すでに自分の頭にある分け方をしてしまうと、KJ法を用いた場合よりチーム内で合意を取るのが大変になってしまいます…。

②全てが捉えられていない場合に情報の余りが出てしまう
本当は別の分け方の方が分かりやすいかもしれません。

知っておくと日常的にも使える方法なので、
ぜひ試してみてください。

詳しく知りたい方は


KJ法の詳しい内容を知りたい方は川喜田二郎さん著の
「発想法 改版 - 創造性開発のために (中公新書) 」を
読んでみてください。
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/06/180136.html


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