職探し奮闘記 〜 その4(朗報編)

(この文章は2015年の10月に、就職が決まって初出勤を待つ間に書いたものです)

そこからまた就活は0に戻った感じだったけども、一つ学んだのは、履歴書送れば、興味を示す会社が一定確率であるようだ、という事。
そこで、LinkedInやMonster経由で、近場で、.NET関連の募集をしている会社を、手当たり次第に応募していきました。

そんなしている時、元の職場の社長と話していた時、「NBCとかディズニーとか応募して、ディズニーだけが電話くれましたよ~」とか言っていたら、ふと留守電が入っているのに気が付いて、その場で留守電を聞いたら、
「NBCですけど、まだ興味あったら連絡ください」
というメッセージだったww
おぉぉ、NBCだ~、Saturday Night Liveだ~、30 Rockだ!と盛り上がったww
実は私、テレビはほぼNBCしか見ていないw
家に帰って折り返しかけたんだけども、しかしどうやら、開発者の募集となっているのに、実際の仕事は開発中心ではないらしい。
開発者経験のある人に、開発者のサポーター的な仕事をしてもらいたい、コーディングはしない、というポジションなようなのだ。
そのNBCのリクルーターさんも、誤解が多いのがわかっているらしく、
「今ここで返事はしなくていいですから、しばらく考えてみて、それでやってみたいと思ったら連絡ください。」
と言うので、とりあえず返事はせずに、そこは電話を切った。

そんな話を、色々アドバイスくれていた友人に話したら、
「アホじゃないの!天下のNBCよ!面接の経験するだけでも価値があるんだから、行ってきなさい!」
と言われ、そうか~会社の中見れるだけでもいい経験だな、と思って電話を折り返したんだが、残念ながらそこから進むことはなかった。。残念。

ディズニーと面接してから一週間たったので、リクルーターにどんな状況かメールで問い合わせもしました。
多分ダメとは思ったけど、ダメならダメではっきりして、頭を切り替えたかったので。
でもその日に連絡はありませんでした。

そんなしてたら、また別のリクルーターから電話があって、C++はやった事があるか、
3Dモデリングのソフトをやっている会社がC++プログラマーを探している、面接してみないか、と言われた。
この時点で、見込みのあるといえる会社が全くなかったので、もうとりあえず、何でもできるものはやってみようという事で、OKしました。
でも、カレッジ以来触ってないC++、私のキャリアからは大分遠く離れているので、申し込んでも向こうが興味を示さないと思ってました。
それでリクルーターから、面接の知らせが来たときは、「あちらさんは、ほんっとうに履歴書見て言っているんですかね??」と確認したけど、
「勿論だよ!彼らも君に会うのを楽しみにしているよ!」というので、
首をかしげながらだったけど、そのC++プログラマーのポジションの面接を受けに行きました。

面接はダウンタウンのリクルーターのオフィスで行われていて、
一人と15分ずつくらい話して、沢山の候補者と会ってなるべく多くさばく、みたいな感じでした。
面接官は2人ともアジア人で、名前からして一人は日本人だったと思うけど、アクセントからするに、こちら育ちだと思う。
お決まりでやっぱり、今までやった事のあるプロジェクトを説明してください、というような質問をされた。
もうこれも大分慣れたw
それと一緒にちゃんと、C++は殆ど触ってないし、数学自体は好きだけど、3Dモデリングに必要であろう高等数学は習ってないのでわからない、と、改めて念を押しておきました。
アンドロイドのGPSセンサーを使うアプリのテストをするのに、外に出てスマホ掲げて走り回った話をしたら、ずっとしかめっ面だった二人の面接官に予想外にウケてビックリw
でも、あまり深い話もする事もなく、面接の最後に必ず聞かれる「私たちに質問はありますか」という質問すらされず、
「はい、わかりました~、後日追って連絡します」と終了。

リクルーターの人に、そのまま待つように言われ、彼が面接官らと短く話をしてました。
「彼女どうでした??」みたいな質問をしているのと、彼らが何か答えているのが聞こえたけど、不明瞭で何だったか分からず。
しばらくしてリクルーターが私のいる部屋に入って来て、
「お疲れさま!君についてとても沢山いい事言ってたよ!」と言う。
は??みたいな(笑)。一体何が良かったのか、多分、慰めるつもりで言ってくれているんだろうな~、と思った。
「君のその情熱がいい、って言ってたよ!」
って、言われて、やっぱり、プログラマーとしてとかじゃなくて、そういう事ねwみたいな。

さてその日、家に帰ると、また新たなリクルーターから色々なメールが来てました。
先週から毎日のように応募していたポジションの、その返事と、それをベースに更に他のポジションを紹介するようなメール。
中にはとても良いものがあって、カラバサスにある会社だけども、ほとんど家から仕事できて、サラリーもすごくいい。
同じメールに載っていた別のポジションは、Directors Guild of AmericaというNPOで、ハリウッドにあるという。
サラリー的にはカラバサスの会社よりも落ちるけども、ベネフィットが良いと書いてある。
という事で、その二つのポジションに興味があります、ってメールに返信をした。

そんなんで、帰ってから電話したりメールしたり、忙しくしていたら、その夕方、掛かって来ました、ABCディズニーから!
おぉぉ。。キター!心の準備!
「こんにちは、、」
と言うリクルータさんのその声は低めで静かで、あ~、、やっぱり。。という雰囲気を匂わせた。
「すぐにお返事できなくてごめんなさい、状況の確認に時間がかかってしまって。今R氏達と、色々まとめて、あなたに提示できるCompensationの承認を取っているところです。」
と言う。
「…?つまり…?(どういう事??) 」
と聞いたら、
「あなたにオファーがあるという事ですよ(^^)」
「……… 」
面接で相当コケたと思っていたのと、仮に良い返答でも、もう一回くらい面接があると思っていたので、
余りに突然のオファーに、全く心の準備ができておらず、一瞬硬直しました。
「え????? ほ、ほんとですか???本当に??」
「本当ですよ(^^)」
「……キャーーーーー!!!(≧∇≦)」
って、久々に"思わず"叫んで、電話の向こうで、文字通り手を挙げて喜びました。
「ありがとうございます!!You made my day!!!」
って言ったら、
「No, YOU made my day」
と返されたw
「こんな瞬間があるので、この仕事をやっていて良かった、って本当に思うんですよ~(^^)」
って言ってました。本当に嬉しそうに聞こえたんだと思います。。
もちろんリクルーターさんも、自分の候補者が仕事をゲットすればコミッションが入るので、それもあって大喜びだとは思います(笑)。
本当にお世話になった。まだもうちょっとお世話になるけども。。

今まで面接した中で、ディズニーは群を抜いてこちらをリスペクトしながら対応してくれた感があります。
彼らと電話面接した時点では、他では全く2次面接などには呼ばれず、ある時は説教までくらい(笑)、意気消沈していた中で、ディズニーだけが良い反応、少なくとも感じよく接してくれて、ささやかな自尊心を維持する助けになってくれたので、仮にダメでも、ディズニーにはそれだけで大感謝、と思っていました。
なので、もう足を向けて眠れませんww

つづく

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