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サツキのジャム

その名の通り、サツキの花のジャムです。幸運なことに、自宅の庭に樹齢50年以上の原種に近いサツキの木があるのです。
サツキの花びらは美味しい上にご覧の通り熱を入れても綺麗な色のままなので、彩りに重宝するほか、例えようのないすっきり爽やかな香りと味が大好きでこの時期必ず作ります。決まったレシピがあるわけではなく、その年の花の香り、味、使う白ワイン、砂糖の種類によって臨機応変にやっています。
去年はあまり花をつけなかったので色も味も濃くて、ただ今年はその反動なのか これでもかというくらい花をつけましたが、色も香りも若干薄いような気がします。

サツキは園芸種を入れると本当にたくさんの種類があるのですが、できる限り原種に近いもので、農薬や排気ガス等がかかっていないきれいなそして摘んでも良い場所に生えている花を使ってください。濃いピンク色で斑などが入っていないものが良いです。花びらを食べてみて美味しいと思えたらそれが一番の判断材料です。

ではざっくり作り方です。
●サツキの花びら  ボウル一杯分くらい 雄しべ雌しべは外す
●お好みの砂糖   サツキの重量の60〜70% 
●白ワイン     50〜100cc 様子を見つつ量を決める
●レモン      レモン汁大さじ一杯くらい 無農薬なら皮も少し
サツキの花びらはさっと洗って水を切り大きめのボウルに入れて、砂糖を全体にまぶす。1時間くらい置いておいて、ちょっとしなっとなってきたら鍋に移し白ワインを入れて中火にかける。ある程度火が通ってアルコールが飛んだら、鍋の中でハンドブレンダーで細かく砕いてペースト状に。その後、レモンを投入しさっと火を入れて、お好みのとろみ加減になったら完成。ハンドブレンダーがなければミキサーでも良いです。その時はレモンを入れてからミキサーにかけると良いです。

基本的には、砂糖と白ワインとレモンで煮るだけです。これだけ。きれいなサツキの花びらさえ手にはいれば、是非ともやってみてほしいです。ヨーグルトに入れても良し、お菓子作りに使っても良し、パンに塗っても炭酸水で割って飲んでも良し。お肉のソースの隠し味的にも使えます。
火を入れても色が残るので、何に使っても本当に仕上がりが美しい。知る人ぞ知る、美味しいお花なのです。

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