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計らないし捏ねないし丸めない

今日は自宅で自分たちが食べる「パンのようなもの」です。お店では出しません。というか出せません。完成すると紛れもなくパンなのですが、薄力粉しか使わない上に計量も捏ねも成型もせずパウンドケーキ型で焼くという、本職の人から見たら卒倒するようなセオリー無視の作り方です。誰にも師事せず基本を学んでないからこその荒技なのは自分でもよく理解しています。美味しいんですけどね。
私の勝手なイメージですが、イタリアのマンマが慣れた手つきでパパッと作る手打ちパスタのような、そんな食べ物です。酒種さえあればボウル一個でできて非常に楽なので自宅用によく作ります。

では、ざっくり作り方です。全部適量。自分で見てもひどい。
●お好みの薄力粉   適量(もちろん強力粉でも良い)
●水         適量(豆乳でも牛乳でも)
●塩         ひとつまみ
酒種        適量 
●お好みのオイル   適量(オリーブオイル等)
ボウルに作りたい量の粉と塩を入れ、水や牛乳等の水分を少しずつ入れて、パウンドケーキのたねより少し硬いかな、くらいまで調整する。何回か作ると手と目が覚えます。そこに、酒種を入れ(私はスプーンで4、5杯入れてます)混ぜる。ラップをして暖かいところに置いておいて、生地が倍くらいに膨らむまで待ちます。
一度、ざっと混ぜて生地をパウンドケーキ型に流し入れ、乾燥を防ぐためにラップをしてもう一度膨らむまで待機。その間にオーブンを250度に予熱しておく。生地が膨らんだらオーブンに入れる直前にオイルを上からたらりと垂らして、20分ほど焼きます。これだけです。
生地が膨らむまでの時間(発酵時間)は、気温や生地の水分量、酒種の量、状態によってまちまちだと思うので、その時々で調整してください。
今の時期、思いついてから焼き上がりまで大体半日くらいかかっています。一晩おいて置く時もあるので本当にまちまちなのです。

最後にオイルを垂らすのは、表面をカリッと仕上げるため。決してフォカッチャではないけれど、そんなイメージでやってみたら意外と美味しかったので。ここで黒胡椒を挽いて粗塩をパラっとしても美味しい。ちなみに、生地に きな粉やすり胡麻をたっぷり入れる時もあって、本当に、その時にあるもので思いついたら作るお味噌汁 みたいな位置付けなのです。

こんなレシピなので、誰も作ってみようとは思わないでしょうが、自分のための記録としては意味があるので書いてみました。美味しいし。
最後まで読んでくださってありがとうございました。


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