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【VIII】影


見えている世界は世界そのものではない。


皆さんは今、間違いなくこの画面に映った文章を見ているはずですが、皆さんが今見ているものは、「文章そのものでも、スマホの画面でも、パソコンのモニター画面」でもない。これはまぎれもない事実です。皆さんの視界に映っているのは、反射した光が目に飛び込み、網膜に分布した視細胞が光に反応して電気信号を脳に送り、脳がその信号を処理することによって作り出された、いわば「仮想現実」です。
見ていると思っているものはすべて、五感を通じて行われた測定と矛盾しないように構成された世界の想像図です。極論でもなんでもなく、私たちは最初から「世界そのもの」など見てはいません。

(松浦壮『量子とはなんだろう 宇宙を支配する究極のしくみ』より抜粋、引用)
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光は粒子なのか? それとも波なのか?


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この問題は、20世紀に量子力学が確立していく中でようやく解決することになった。不確定性原理によって生じた問題を説明するため、1927年に『ニールス・ボーア』が、一方を確定すると他方が不確定になるような2つの量は、互いに補い合いあうことにより対象の完全な記述が得られるとする、相補性という概念を提唱したのである。この考え方が受け入れられ、『光は〈粒子性〉と〈波動性〉を併せ持つ』と表現されるようになった。

(wikipediaより)
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しかし、光とは一体、どこからやって来て、何故、見えるのだろうか?

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光は直進する。

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そのため、物体や人などが光の進行を遮ると『影』ができる。

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光は電磁波の一種であり、1秒間に約30万km進み、空気中だけでなく、宇宙空間や水中、ガラス中などでも均一な物質の中では直進する。

光の速度を超えるものは存在せず、速度は、『299,792』.458km/s、古代の叡智の結晶『ギザの大ピラミッド』内の大回廊中心部の座標も、北緯『29.9792』度となっている。

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波動としての光を『光波』と呼び、光のエネルギーは電場の振幅の2乗に比例する。

波長が一定なら、媒質を伝わる波(音)のエネルギーもまた、波の振幅の2乗に比例する。

電気といった様々な物理現象が、粒子のような性質と波のような性質を併せ持つことを、『粒子と波動の二重性』と言う。この現象は、素粒子だけではなく、原子や分子といった複合粒子でも見られる。

(wikipediaより)


『光源』


自ら光を発する、太陽や蝋燭、電灯などを『光源』といい、光源から直接目に入ってくる光には、TVやスマホ、パソコンの光などがある。

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光源から発せられた光が、その色を伝える光を出すことで、観測者は色を認識することができる。

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光源以外の光では、光が物に当たって跳ね返って来る光が存在する。

『反射光線』

二つの媒質の境界面で反射したのち、もとの媒質中を進む光。光線がいったん物の表面に当たって反射してきたもの。

(コトバンクより)

光は物に当たると、一部の色は物に吸収されるが、吸収されなかった分は跳ね返す性質を持っている。

物質自体には色は付いておらず、透過光や反射した波長の光が物体の色として見える。

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その跳ね返った光で『この世界』を見ているのが、我々である。

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人間や猿の目はカメラに似ていて、レンズ(水晶体)を通過した光が、カメラと同じように上下左右に逆転した像を網膜に結ぶ。外の世界は上下逆さま、左右逆さまに網膜に写し出される。左視野の情報は右脳へ、右視野の情報は左脳に送られる。右脳が左の世界、左脳が右の世界と対応する、大脳が外の世界の反対側と対応している原則を『対側支配』と言う。

鏡などの物体に当たった光が、その表面ではね返る現象を光の反射と言い、光の反射の性質は『鏡像』を作る。

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『鏡像』


光の反射は『鏡像』を作る。

『鏡像』は『前後が反転している』。

『月』は自分で光を出して輝いてはおらず、『太陽』の光を反射して輝いている。

これが、『月』と『太陽』が陰陽で語られる理由の1つだ。

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この世界では、自ら光を発する『太陽』の光の昼の世界が『陽』で、その太陽の光を反射している鏡像の『月』の明かりの夜の世界が『陰』と言うことになる。

この世には、変化しないものは何も存在せず、寿命というものも、ある物に備わっている様々な様相の一種の固有の動きなだけであり、『生』『死』もただの『状態の変化』で、本質的には同じものの違う側面なだけではあるが、『生』と『死』の状態が陰陽の対の関係だとしたら、『三途の川 』と言うのは、その狭間に位置する世界と言うことになる。

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はじめに、神は天地を創造された。 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。 神は言われた。「光あれ。」
こうして、光があった。 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。

- 創世記 1:1-5
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この世には実は、形を持った物質は存在しない。

『色即是空空即是色』

この世のすべては空(くう)である。

ヘブライ語(עברית)では、ハベルバベルの塔は空想的で実現不可能な計画の比喩にも使われるが、実はココから来ていないだろうか?

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すべての存在の根源は『音そのもの』であり、音は『振動』によって観測者に伝わる。

この世のすべては『振動』よって構成されており、すべての違いは、『振動数』のみだ。

光も電磁波の一種であり、『光速=波長×振動数(周波数)』


『物質』


物質を構成する最小の単位を『素粒子』と呼び、物質を構成する微粒子である『原子』の中心には『原子核』があり、その周りを『電子』が回っている。

原子は『陽子』『中性子』『電子』の3つの粒子で構成されている。

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原子の大きさは100億分の1メートルだが、中に何かが詰まっている訳でもなく内部はスカスカで、限りなく物質を構成する最小単位まで見ていくと、そこは、ほとんどが空洞になっていることが分かる。

原子核は、原子全体の10万分の1の大きさしかなく、原子の大きさが100億分の1mと言うことを考えると、1000兆分の1mという事になる。

原子はそのようなほぼ空洞でできている。

原子は世の中のすべてのものをつくる基本単位だが、それらはほぼ空洞だという事になる。

では、何故、自分の身体を触ることができたり、壁に手がめり込んで一人フィラデルフィア実験状態になるような事がないのだろう?

それは、物体は、電子の力で形づくられているからだ。

その理由は、まさにこの原子の構造にあります。原子の表面は、雲のように広がった電子によって覆われています。そして、電子はすべて同じマイナスの電気(電荷)を持っています。ということは、ありとあらゆる原子が、その表面をマイナスの電気で覆われている、ということです。
電気というものは、プラス同士、マイナス同士のように、同じ符号同士では反発し合います(逆に異なる符号同士だと引き合います)。ですから、たとえば手でスマートフォンを持つ場合には、手の表面の原子(を覆う電子)とスマートフォンの表面の原子(を覆う電子)とが反発し合い、そのことで手とスマートフォンはたがいに通り抜けずに、しっかり持つことができるのです。中身がすかすかの原子同士がしっかりと反応できるのは、電子のおかげなのです。電子のように電気(電荷)を持つ粒子を、「荷電粒子」と呼びます。 

(多田将『放射線について考えよう』より抜粋)
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『光』『電気』もまた、粒子のような性質と波のような性質を併せ持ち、観測者による観測自体がその性質に影響を与える。

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『月』は自分で光を出して輝いているのではなく、『太陽』の光を反射して輝いている。

太陽と地球の大きさの比率は『1:109』
月と地球の大きさの比率は『3:11』

『119』『311』この数字における存在や象徴は『鏡像』『対』『陰陽』となっている。

『6』 この物質界の三次元空間においては、『六角形』が最も安定する。

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ヨハネス・ケプラーは、光の逆2乗の法則(強さが光源からの距離の2乗に反比例する)を証明し、雪の結晶が必ず正六角形になることを発見した。(フラクタル形状)

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また、生物や人間は『炭素』が主体となって出来ており、『6』個の陽子と『6』個の中性子と『6』個の電子の『炭素』が生命の起源、進化、分布、宇宙での生命の中核をなしている。

光の光源である『太陽』が持つ数字『9』

その光を反射している鏡像の『月』が持つ数字『3』

『6』の物質界、『地球』

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本当は存在しない物質。

ほとんど空洞な原子。

空(くう)

真空のゆらぎによって、空(くう)から突然出現する、『電子』『陽電子』のペア。

『光』『電気』の持つ、粒子のような性質と波のような性質

『粒子と波動の二重性』を示す二重スリット実験では、観測者の存在や観測行為自体が粒子の振る舞いを変える

『生』『死』も、ただの『状態の変化』

光によって網膜に映し出される、『逆さまの世界』

網膜は映像を『電気信号』に変えて脳に送り、脳はその信号を正しい向きに自動補正。

前後が反転している『鏡像』

光源である太陽の高度が最も高い位置に来る日は夏至(21/6、216 = 6×6×6)。

正午に『影』が最も短くなるのもまた夏至。

『光の進行を遮る』とできる『影』

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(鈴木知子さん写真展の素晴らしい作品より)
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ここから考えると、

この世界は...


この世の地球での現実の正体は、実は、光源である光とその反射の鏡像が映し出す『影』のようなものであり、観測者がその現実を創り出しているだけで、この世界自体はその中間の状態を彷徨う、いわゆる『三途の川(Styx)』のようなものなのではないか?

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『The Dark Side of the Moon』


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月の裏側は地球からは見る事ができない。

月が地球を1周する間に、月も1回転する。

月が地球の周りを1回転する公転周期は約27日であり、月の自転周期もまた約27日。(太陽の自転周期も約27日。)

月が地球を公転する速度と月の自転する速度が全く同じなため、月は常に地球に同じ面だけを向けている。


新月【しんげつ】

朔(さく)とも。月の黄経と太陽の黄経が一致したとき(黄緯も一致したとき、つまり太陽、月、地球が全く一直線上に並んだときは日食が起こる)。月は暗黒面を地球に向けるので地球からは一日中見えない。

(コトバンクより)
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(JAXA 『かぐや』より。)

JAXAのロゴにもまた『X』が潜む。

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『X』
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(1999年8月11日の皆既日食で見られた『コロナ』)


新月の日は、太陽が月の裏側を照らす。


『月の裏側』

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CESIUM

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月の裏側はどんな世界なのか?




それは恐らく.... 鏡像が映し出す『陰』の世界に対する究極の『影』の世界。『X』

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