新緑の枝物を楽しむ
こんにちは。駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみです。
緑が眩しい季節がやってきました。
以前、おうちに飾る花瓶と切花についてお伝えしましたが、少しずつ気温が上がるこれからの季節は、花持ちも気になるところ。お花とはまた違った枝物はいかがでしょうか。
インテリア雑誌やテレビの中で、リビングに透明な花瓶に活けられた動きのある素敵なグリーンの枝が飾ってあることがあります。お部屋にちょっとした緑があると清々しい気持ちになります。
問い合わせの多いドウダンツツジ
その中でも、お店に問い合わせが最も多いのが「ドウダンツツジ」です。SNSの影響もあり、これからの時期とても人気の枝物の一つです。
庭木としても人気のドウダンツツジは、ツツジ科ドウダンツツジ属の植物。樹高1~2mほどの落葉低木です。
一つ一つの葉が5枚集まって、手を開いたようについていて、グリーンのお花のようです。
出始めのころは、葉の後ろにひっそりとベルのような形の小さな花がついている枝もあります。庭植えなどで、満開になると、白い小さな花が株全体を覆うように咲くことから、星空を連想させて「満天星(どうだん)」と呼ばれるようになった説もあります。
ドウダンツツジの出回り時期
4月後半から出回りますが、出始めのうちは葉も小さく、水も下がりやすいので、出始めよりは少し待って、初夏から夏に出回るものを選ぶと、グリーンは濃く、葉はしっかりしていて、長持ちします。
切花としては、10月頃まで出回っていて、秋には紅葉した枝が出ていることもあります。
大きな枝は1~2mくらいで1本が1,500~3,000円ほど。50㎝ほどの小さなサイズのものもあります。切花で1本のお値段としては高めですが、枝ぶりは様々で、横張りしたもの、真っすぐに伸びたものなど、当然ですが、自然の形は1つとして同じものはありません。
ドウダンツツジの管理の仕方
ドウダンツツジは枝が固いので切り戻しは少し大変ですが、腐敗しにくいので、長持ちします。枝に対してハサミ縦に十字に入れることでしっかり水揚げさせます。また、乾燥には弱いので、数日おきにしっかり葉水(霧吹き)をして管理をしてあげると、1か月以上飾ることが出来ます。ずっと同じ状態で1か月もつというわけではないので、葉が落ちた枝や痛んだり萎れた葉を切って整えて、管理をしていきます。
飾り方
1.5mくらいのサイズならリビングの床から飾っても存在感は抜群です。
1mくらいなら、ローボードやスツールの上でも。
50㎝くらいの枝なら、カウンターなシューズボックスの上など、2,3本まとめて飾るとボリュームに広がりが出ます。
1本の枝から形が歪な部分など剪定した脇枝は、小瓶で玄関や寝室、洗面所などに飾っても。
ドウダンツツジの種類
種類としては、白い花のドウダンツツジ、淡いピンクの花のサラサドウダン、赤い花のベニドウダンなどがありますが、花がついているのは春のうちだけで、その後の葉を楽しみますので、葉だけ見るとあまり区別がつかないかもしれないです。
ドウダンツツジは軽やかで飾りやすく、広く出回っていますので、枝物が初めての方にも手に入りやすい切花の一つです。春の桜や秋の紅葉と同じように、年に1度の季節の楽しみとして生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
教えてくれたのは…
flowershopHAKKA あまのひろみ
職場の先輩から頂いたウエディングブーケがきっかけで花を習い始める。その後、フラワーショップで8年ほど生花販売と教室を運営。勤めていた店が閉店することを機に、ショップを引き継いで独立。現在の教室の生徒さんは約20人で、お子さんから70歳くらいの幅広い世代の方が教室に来られています。「お花を贈った方も贈られた方も笑顔になるお花屋さん」をモットーに、日々お花と向き合っています。
コンシェルジュのいる総合住宅展示場ふれあいホームタウン
ふれあいホームタウンは、コンシェルジュがいるから、気軽に立ち寄れる総合住宅展示場。
広島県福山市・尾道市・広島市に約30棟のモデルハウスが揃っています。
Webサイトでは、出展しているモデルハウスについてや、家づくりのQ&A、総合住宅展示場ならではのメリットなど役立つコンテンツが盛りだくさんです。
家づくりを考えている方も、そうでない方も、一度見てみてくださいね。