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選択と決断のキーワードは “朝と食べ物”

人生って「選択と決断の連続」…
今回の、インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザーの林啓子さんによるコラムは、「選択と決断のキーワードは “朝と食べ物”」です。
大事な決断は、余裕のある時にしたいものです。


私たちの一日は選択と決断ばかり

朝起きてから寝るまで、私たちは選択と決断を繰り返しています。

「今日は何を着ようか?」
「朝ごはんはパンにしようか、それともご飯?」

から始まり、通勤時に読む本に迷ったり、聞く音楽に迷ったり。
どちらも苦手だけど言えないままコーヒーか紅茶かの選択をしなければいけない状況や、歩いたら健康的だけど天気予報を確認してバス乗り場に向かおうと決めた時。

夕飯のメニューをスーパーで食材を見ながら決めたり、頂き物のお菓子の詰め合わせの中から、まず好きな物を食べるのか好きな物は明日にとっておくか迷ってみたけれど、結局どちらも食べちゃえ!と決めてしまったりするわけです。

一日のこともそうですが、大きく見れば人生そのものが選択と決断ばかりですよね。日々、なかなかのエネルギーを使っているわけです。そのエネルギーを他のことに使うためにも、服は同じものを数枚にして、どれを着るか迷う時間をゼロにしたなんて話もありますよね。

何に一番迷う?

先日、美容師さんと、“何を買う時に一番迷うか”という話題で話した時、思わず笑ってしまったことがありました。

その美容師さんは、「とにかく洋服を買うときが一番迷うから、時間がかかって仕方がない!」とおっしゃっていました。どうやら、気に入った洋服を見つけると、そこにある全サイズを試着するそうなのです。SからXLまで4回着てみるってことです。全て着ないと決められないらしいのです。確かに、普段はMサイズだけど、ここの服はMだと小さめだなぁとか、そうゆうことはあるかもしれませんが…全サイズ試着するタイプの人には初めて会いました。美容師さんも、自分と同じことをしている人にはまだ会ったことがない、と。先日スポーツウェアを探しに行かれたらしいのですが、試着室からサイズ違いの同じ服で4回も出たり入ったりしては入念にチェックしている様子を、たまたま近くにいた部活仲間っぽい高校生たちに見られてしまい、笑われたとおっしゃっていました。まぁ、その高校生もびっくりですよね。「また同じ服で出てきた!でもなんか、サイズ違う?まさか全サイズいってる?!」となったのでしょうね(笑)

大事の基準はそれぞれ

こだわりや好きなものはそれぞれ違います。実際、話を聞いていた別の美容師さんは、「服はいつも同じところで買うからサイズ感も分かっているので、試着は一切しない!」という意見でした。お買い物をするバラエティー番組では、「試着室は暑いから試着しない!」という人と、「洋服の事はよく分からないから、必ず店員さんの意見を聞かないと不安…」という人がいました。それぞれ大事にしている基準が違うので、こうやって人の話を聞くのは面白いものだなぁと改めて思いました。

『大切な決断は夜にしてはいけない。朝まで待て!』

『大切な決断は夜にしてはいけない。朝まで待て!』というのを聞いたことがあります。

例えば、ついつい布団に入ってからスマホを見ていて、気になっていたものを買おうか迷っていたら、特に欲しくないものも関連で出てきて見ていたら欲しくなって、気がついたら買ってしまい、そのまま寝落ちして、朝起きてから買ったことを後悔する、みたいなことですかね。購入してしまう手前でいったんやめておいて、翌日もう一度考えてみると良いということなのでしょうね。でも、タイムセールとか個数限定とかあると、ついつい待っていられないこともありますが…
買い物に限らず、大切なことは朝になって、明るくなってから、夜に考えたことをもう一度確認して決めることが後悔しないコツなのかもしれません。

考えるにはエネルギーが必要

選択して決断するって、事の大きさによっては、大きな責任が伴う場合も大いにありますよね。考えるために、とてつもないエネルギーを消費する感じがします。

子供たちが小さい頃によく読んでいた絵本の中に、食べ物が体の中をどうやって通ってどんな役割を果たしながら出ていくのか、ということをテーマにしたものがありました。その中に、「食べ物の栄養や大切なものは、走ったり考えたり頑張ったりする力のもとになる」というような意味合いの一文が出てきます。楽しく食事をすれば、食べ物たちは喜ぶし、その結果ご機嫌に大切な役割を果たしてくれる、と。

確かに、きちんと食べていないと力は出ません。毎日数えきれない程の選択と決断を繰り返しているので、間違えることもあるけれど、大変な時こそ忙しい時こそ、きちんと食べて夜はさっさと寝て、重要なことは朝考える!新しい一年を前に、改めて心掛けてみようと思いました。

教えてくれたのは…

林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。


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