独創的な世界観で導く、ゆめかわメルヘンソング f(x)『Shadow』【Kポップトリップ】Vol.15
Kポップトリップ、第15回目はf(x)『Shadow』です。
この曲は2013年に発売されたf(x)の2枚目のフルアルバム『Pink Tape』の1曲目に収録されています。
f(x)とは
f(x)は、2009年にSMエンターテイメントからデビューした女性グループです。
独特の音楽と奇抜なファッションが特徴で、コンセプトが難解すぎて大衆には受け入れられにくかった印象があります。
ですが、事実上の解散となっている現在でも根強いファンがたくさんいて、SNS上でもトレンドにあがることがあります。
それは、唯一無二の存在で彼女たちにしかできない音楽と世界観があったからこそ。
f(x)とミン・ヒジン
今では有名なNew Jeansの総括プロデューサーであるミン・ヒジンさんは、自身のレーベル事務所『ADOR』を設立する前までは、SMエンターテイメントで活躍されていました。
特に所属アーティストのSHINeeやf(x)のアルバムコンセプトは初期のミン・ヒジンさんのアイデアや表現したい世界観が存分に反映されているように思います。
アルバム『Pink Tape』もf(x)とミン・ヒジンさんの独創的な世界観が存分に感じられる作品になっています。
タイトル曲の『Rum Pum Pum Pum』は、恋という感情に気づいた少女たちのときめきを、親知らずの痛みに例えたウィットに富んだ歌詞が特徴です。
ギターサウンドやパーカッションのリズム、マーチングドラムといった楽器と中毒性のあるサウンドで可愛くポップな楽曲に仕上がっています。
赤いタータンチェックの衣装が印象的でおしゃれ。
曲について
今回、ご紹介する曲は『Shadow』。
今年デビューしたILLITが”ゆめかわ”コンセプトで大ヒットし注目を浴びていますが、ILLITに匹敵するほど”ゆめかわ”な雰囲気がたくさん散りばめられており、まるで童話の世界に飛び込んでしまったかのような楽曲とMVになっています!!
曲はオルゴールのようなキラキラした音色とスローテンポの曲調が、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
ノスタルジーな雰囲気とメルヘンチックな世界観がエモくて、ひとつのショートフィルムを観たあとのような満足感があります。
当時のわたし
この曲がリリースされた当時は、映像系の専門学校に通っていました。
映像系を選んだ理由はざっくりしていて、テレビが好きだったのと卒業後の就職先で東京に行ける可能性が高かったからです。
「テレビってどうやって作ってるんだろう?卒業後は東京ではたらきてぇ」ただただそんな軽い気持ちで選んだ専門学校でしたが、自分で企画を考えたり、頭の中にあるアイデアを形にしていく過程が新鮮で楽しかったです。
学校生活での経験をきっかけに、今まで自分が知らなかった自分のことに気付かされました。
きっかけなんて何でもいい。
どんなことでも一歩踏み出してみることで、色んな可能性が広がり、色んな発見を与えてくれるんだなと学びました。
わたし事
今度、図書館を利用してみたいと思っている。
普段は手に取らないような本も図書館に行けば、気軽に読めて気に入ったら借りることもできる!!
読み進めて自分にあわないと思ったら返却すればいい。
「損をした!!」なんて後悔することもない。
一石二鳥。
せっかく図書館という素晴らしい場所があるのだから、利用しなけらばもったいない!!
夏は図書館でたくさんの本と出会うぞ!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?