Uber Eatsを使ってみて思いついた新規事業案

Web系エンジニアのnshiraです。最近Uber Eatsを使ってみて思いついた事業案があるので、アイデアベースですがとりあえずアウトプットしてみようと思います。

そもそもUber Eatsって?

Uber Eatsとは、飲食店の商品の宅配を一般の人がするサービスです。スマホアプリになっています。誰でもUber Eatsの宅配人をすることができ、場所にもよりますが、都内近郊で時給換算で1500円前後稼ぐ事ができるようです。

簡単にシステムを紹介します。まず注文者がUber Eatsのアプリから家の近くの飲食店から料理を選択して注文します。ここまではただの宅配サービスと同じです。少し経つとUber Eatsの画面で配達する人が自動的に選択されて、配達人が店に向かっているとか自宅まで配達してくれている状況が逐一マップで確認することができます。そして最後に配達人に任意でチップを渡す事ができる、というような仕様です。

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そもそも料金が高い

そもそもですが、Uber Eatsは料金が高いと感じました。バーミヤンでUber Eatsを試してみましたが、料理のベース料金が20%くらい高いように思います。更に配達料で300円程度、サービス料で合計金額の10%がかかります。割高だと感じましたが、配達に対応していない店舗も対応していたりするのがバリューでしょうか。

そして最後に配達員に100%入るチップを任意で選択できるのですが、チップ文化の無い日本でこれを選択する人がどれくらいいるのか疑問です。

どうやったらチップをあげたくなるのか?

実際に使ってみて思ったのは、『そもそもの料金が高くてそこにUber Eatsの配達料が含まれているのに、更にチップを払う人っているの?』という感覚でした。

では、どうしたら日本でチップをあげるようになるのか?これをベースに新規事業案を考えてみました。

配達中にマップを見ながら、『おっ配達員ここまできたか〜』ってのが結構面白いです。なので、この配達中の時間で配達員のプロフィールや日記など、配達する人の情報が見れると良いなと思いました。

「コロナで仕事を首になった52歳です。現在、仕事を探しながらUber Eatsをやって生計を立てています。よろしければご支援ください。」

「今日は配達を10件こなしました。移動は自転車で、総移動距離は50kmでした。日当は5000円でした。生活は少し厳しいですが、ギリギリ食べていけている状況です。面接は書類選考5社NGでした。」

こういったプロフィールや日記が見えたら、チップをあげたくなる人はいるのではないでしょうか。現状のUber Eatsには配達員への共感性が低いので、個人的にはチップをあげたいという気持ちになりませんでした。

また、配達自体のクオリティの評価が難しいです。横との比較ができないため、配達してくれた人が「他の人よりどれくらい頑張っているか」が不明です。料理がこぼれていたかどうか、配達の時間の平均時間、渡すときの配達員の笑顔などそうした要素を点数化してデータベース化しておいて、その結果も合わせて表示すると良いのではと思います。

「今回○○さんは、同店舗の平均配達時間より○分早く着きました!」みたいな、わかりやすい指標があれば配達自体のクオリティを評価しやすいです。

モノではなくコトの消費にする事業案

現状のUber Eatsでは、まだまだ商品を単純に買うモノの消費です。これをコトの消費に置き換える事で、新たな事業となる可能性を感じました。

『消費者が食べたいものを頼んで、たまたま近くにいる人に配達を依頼する』のがUber Eatsですが、私が思いついたのは逆の発想で、『困っている人を支援したいから、配達を依頼する』というコトの消費です。

夕飯を宅配しようと思ったら、『川崎市 50歳以上 年収200万以下』などのユーザー属性で配達人を検索し、支援したい配達人が今いる場所をベースに、その人の近くの店舗の商品を注文するという、新しい宅配スタイルです。到着の時間は今すぐである必要はないので、例えば夕飯の4時間前に注文する、とかであれば配達人が配達先まで多少遠い場所にいても指定時間に配達することができます。

こうすることにより、商品の宅配をただ行うのではなく、人に対する支援というコト消費に変換することができます。この形であれば、私はチップを払いたくなるかなと感じました。


こんな感じで他にも思いつきレベルのアイデア、ビジネスのタネが100個くらいあります。これらは思いついただけだと対して意味を成さないので、積極的にアウトプットしていこうと思いますので、興味がある方はフォローお願いします。また、弊社では新規事業開発エンジニアを募集しておりますので、よろしければご参照ください。