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仕事における義理・人情・仁義

今回は私の価値観・考え方についてアウトプットしたいと思います。私は仕事において「義理」「人情」「仁義」を大事にしています。

共に働くひとたち

私の仕事人生において、尊敬する先輩、尊敬する上司、尊敬する経営者など様々な人を見てきました。時には迷惑をかけたり、時には褒められたり、時には怒りを感じたりと様々な感情を持ちつつも、長い期間を共にしてきた人たちがいます。

こうした関わりを持った人に対して、『その人が喜ぶことをしたい』『会社のためになることをしたい』と思いながら仕事をしてきました。私は、この考え方を「義理」「人情」「仁義」だと考えており、大事にしています。

会社員の場合

会社員の立場でいうと、「先輩が喜ぶことをする」「上司の業務が楽になることをする」「会社の利益になることをする」ことを意識してきました。当然、自分自身の成長というものも意識していましたが、付随して大事な価値観という意味合いです。

最初の頃は自分にメリットがあるかどうか、を判断基準にして仕事に取り組んでいました。ところが、あるタイミングからこの判断基準よりも、「人が喜ぶことをする」ことの方が結果的にリターンが多い(≒自分にメリットがある)という事に気付いたのです。

シンプルに考えて、目の前の人を笑顔にできたら、自分も自然と笑顔になるじゃないですか。自分が笑顔になると、そこに幸せを感じられるのです。双方WinWinとなるこの考え方が良いと思いました。

経営者側になった今の場合

そうした背景を持ちつつ、今は会社を経営しています。社員数は2人ですが、3名の内定承諾があり5人になろうとしているところで、10人目指して継続して採用活動をしています。

会社を継続して運営する中でやはり大事にするのは、「義理」「人情」「仁義」だと思っています。

会社にとって、入社してくれた社員は財産です。地球や日本という単位で見ると、人の人生100年なんて、たった100年です。その人生の中の大事な数年を会社に費やしてくれる、文字通り人生をかけて仕事に取り組んでくれる社員のことを大切に思わないことは、「義理」「人情」「仁義」に確実に反します。

会社にとってするべきことは、「社員のスキルアップ」「高い給与」「充実したプライベート」「心身ともに健康」の提供です。みなが生き生きと楽しみながら仕事ができる環境をつくる必要があります。転職が当たり前の昨今で、転職せずに居続けたいと思える会社をつくることが経営者がしなければならないことです。

もちろん社員に対して性悪説に基づき入社誓約書を書いてもらったり、情報漏えいをしないようにやるべきリスク回避の施策は打っています。けれど、結局は問題を起こす人は起こすし、問題が起きたときも訴訟したところで逃げられることもあるわけであって、全てを法に則って自分の思い通りにすることはできないのです。会社の金を1億円横領したという人がいたとして、目の前に1億円を置いた方にも責任はあるわけなので、なるべく社員にとって悪い結末にならないようなルール決めは必要です。

私も社員も人と人の心で繋がる事が大事であると考えています。当然、会社として全社員の人生の一部を預かる身として、会社は利益を出して継続して安定して高い給与を払い続けることはするべき事なのですが、やはりその根底にある考え方としては「義理」「人情」「仁義」なのかなぁと思っています。この考え方は、理想論だという人もいるでしょうが、大事に持ち続けたいと思います。