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7.体から警告サインが出たら栄養を見返そう。ポイントは『肉200g・卵3個・チーズ120g』!正しい糖質制限で体を快適に改善!

脱ステロイドをやり始めると今までの常識からかけ離れたことばかり行うので、いつも驚きの連続です。

保湿させて肌にうるおいをあたえるものだと思っていたのに、実は乾燥が良かったという話にも驚きを隠せません。

糖質が悪さをしてかゆみを出しているという話にも強い衝撃を受けます。
糖質制限がアトピーを救うという話は前回お伝えした通りです。

しかし普段の生活から急に1日40g以下のスーパー糖質制限を行ったら、何か体への影響は出るのではないか。と思う方も多くいるかと思います。

思えば、僕の体の中でもある大きな変化が起きていたことを覚えています。
実はこの変化は体からのサインであったことにあとから気が付きました。

僕と同じような現象が起きていたら体から○○が足りていないよ。というサインです。

今回は糖質制限を行うにあたり気を付けなくてはならない点を共有していこうと思います。思い当たる節があれば、ぜひとも改善していきましょう。

スーパー糖質制限を行って降りかかってきた3つのサイン

糖質制限を行った当初、僕の体にはすぐさま異変が起きていました。

まず起こり始めたのは、『頭のふらつき』です。

僕は脱ステを行うと決意した次の日からいきなりスーパー糖質制限(1日糖質量40g以下)を実施しました。

どんぶり飯を2杯平らげていた生活から主食となるものは一切除去です。

今まで300g以上の糖質を摂る生活からいきなり糖質を40g以下に抑えたので、体には十分な栄養素が行き渡っていなかった。または脳が離脱症状を発し、前の状況に戻そうと働いていたのかもしれません。

病み上がりで何も食べていないときにふらふらするあの感じです。

明らかに栄養が足りてない感じがしていました。
頭はぼーっとしますし。力も入らない。すぐに倦怠感を感じる。といった症状が連日続きました。

ただでさえ、激しいリバウンドに夜も眠れず、脳が正常に動いているとは言えない状況に追い打ちをかけるが如く、ふらつきが襲い掛かってくるのです。

今だから明かしますが、脱ステロイドを始めた1か月間は本当に生きている。存在しているだけで精いっぱいでした。
何も考えられず、植物のようになってしまったのではないかとすら思う状態に少し不安を覚えていました。

このような状態がずっと続いたら、僕はどうなってしまうのだろうか。
この先何年もあるいは何十年もこのような状況なのだろうか。
最終的には「まあ、やるしかないよね」といつも通りポジティブに開き直っていましたが、とにかく生きているだけで精いっぱいで、不安に押しつぶされそうでした。

結果から先に伝えちゃうと、そのような状況も改善されていくので不安に押しつぶされないでくださいね。今は精一杯生きているだけで十分です。

さて、話は少しそれましたが、そんな状態の僕に襲い掛かってきた第2の刺客は『足がつる』という現象でした。

少し歩くだけで、足がつりそうになるのです。
それも、体中が痛くゆっくりと歩いているのにも関わらず、すぐにつりそうになるのです。歩幅を変えても、ストレッチを行っても、すぐにつりそうになる現象はとても悩ましいものでした。

さらに追い打ちをかけるように、夜中寝ていると毎晩のように必ずふくらはぎがつるのです。ただでさえ寝不足なのに、問題は膨らむばかり。

明らかに炭水化物(糖質)を抜いたことによる栄養不足を感じ取っていました。しかし、ただでさえリバウンド絶頂期で激しい痒みがあります。この状態で糖質を摂ると更に痒くなってどうしようもなくなってしまうので、摂るわけにはいきません。

一体どうしたらよいのだろうか。
そう感じながら、数十日が経過したころ。

また新たな問題が巻き起こりました。

それは『ケトン臭』が発生するという事態です。

何とも言えぬ強烈な臭いを体中から放つようになっていたのです。
自分でわかるほどの臭いだったので、おそらく他の人からしたらかなり異臭を感じ取っていたことでしょう。。。

とにかく不快極まりないこれらの状況は体に何か異変が起きているに違いないと実感しました。

「糖質制限を行うことは危険なことなのだろうか?!」

しかし、糖質を摂った直後の痒みは減ったし、効果がないわけでもなさそうです。それでも、何かがうまくいっていないと感じた僕はこれらの症状について検索をかけてみました。

すると、特定の条件の下で同じような症状が起きることがわかりました。
誤った糖質制限で栄養不足に陥ると起こる症状だったのです。

そう、これらの症状は必ず起こるものではありませんでした。
体が「栄養素が足りていない」と警告を出すサインだったのです。

体は糖質制限を行い始めてからずっとサインを出し続けていました。
タンパク質と脂質が明らかに足りていない状況だったのです。

そこで、僕はMEC食を実践すべく、肉を200g。卵を3個。チーズを120g。を摂り、食膳にプロテインを飲むようにして栄養に気を遣うようにしました。
すると、ふらふらするという症状、足がつりそうになるという症状は次第に収まり、独特な臭いを放つケトン臭もしなくなってきたのです。

それからは今に至るまで一切これらの症状に悩まされることはありません。
僕の身に起きた出来事は栄養が足りていないという体からのサインだったのでした。

糖質制限はやり方を間違えてしまえば凶器にもなりかねません。
ただ単に糖質を摂らないようにするのではなく、その分必ずタンパク質と脂質を多く摂るようにすること。このことが必須です。

一見恐ろしく思える糖質制限も正しい知識さえ手に入れてしまえば、アトピーの改善を速めてくれる味方となってくれます。

僕のような症状が出始めたら、タンパク質と脂質摂取量が十分かどうか一度見直してみてくださいね。糖質制限が危ないのではなく、誤った知識が危ないということが良くわかる体験でした。

では、また次回お会いしましょう。
次回は短期的な利益に振り回されない方法をお伝えしていきます。

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