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14.脱ステ実行中で脱入浴をしている人以外見ないでください。人によってはちょっと汚い話。

皆さんは前回いつ入浴しましたか?
ほとんどの方は今日、もしくは昨日。そうお答えになることでしょう。

日本人にとって、入浴することは当たり前の文化ですからね。

「お風呂に3日も入らない人なんて不潔で仕方がない。
えっ?1週間?ちょっと近寄りたくないね。少しだらしがないよ」

そんな僕はというと、実は先日約250日ぶりにシャワーを浴びました。

「なんと不潔!臭いとかすごそう!
もう近寄りたくない!このページからも臭いが漂ってくる!!!」

多くの声が聞こえてきそうです。

「もう閉じよう!一刻も早くこのサイトを閉じてしまおう!!
この人から学べることは何もない!こんな人は信用できない」

そっと閉じてしまう前に少しだけ弁明を。

250日ぶりにシャワーを浴びましたが、不潔さはありません!
……たぶん。

とまあ冗談はさておき、本当に久しぶりのシャワーを浴びたわけです。
なぜかというと脱ステロイドを行う際に医師から言われたことの中に、

「脱保湿を行うこと。保湿剤を塗らないようにするだけではなく、入浴も禁止。シャワーもダメ。どうしても入りたくなったら月に一度程度ならいいよ。とにかく保湿になるようなことは避けること」

ということを言われていたからです。

そもそも脱ステロイドを行うと初期のリバウンドは壮絶です。
皮膚はボロボロになり、いたる所をかきむしり、ひっかき傷やひび割れでかゆみと痛みが尋常ではなくなります。その状態で入浴などしたくないと思うほどしんどくなります。

試しに脱ステを行ってから1か月が経過したころに入浴をしてみましたが、それはひどい目にあいました。。。

通常でも入浴後のツッパリというものを感じる人は多いかと思います。それが何倍にもなり、全身かゆいどころの騒ぎではないほどかゆみを帯びるのです。

1か月に一度入浴していいと言われてましたが、あまりの恐怖にそれ以降入りたいとは思えなくなりました。

それから250日が経過して、ようやくまた試しに入ってみようと思い、シャワーを浴びてみたのです。

入浴せずとも清潔さを保てる肌

ちなみに言うと、脱ステロイドを行っているという特殊な環境下であったこともありますが、250日ぶりに入浴するまで不潔さや不快感を感じることはありませんでした。

一部例外があって、頭皮だけは4月以降の暑くなってきた段階で週に1度や2度は洗髪しなくては臭いがきつかったので、洗っていたのですがそれ以外は洗ってません。

ではなぜ不潔さや不快感がなかったかというと、実は体がきれいな状態で保たれていたからだと思っています。

多くの人が驚いていると思いますが、入浴しなくても意外ときれいだったのです。

それは脱ステロイドを行うことで常に大量の落屑が発生していたから。

初期のころは掻こうが掻きまいが、そんなことはお構いなしに皮膚から大量に落屑が起きます。

落屑とはそもそも表層上の皮膚がはがれて落ちてしまうことなのですが、推測するに表面についている汚れも一緒に落としてくれていたのではないかと思ってます。

ちなみに落屑は脱ステを行ってから280日が経っても、掻けば量は減ったもののぼろぼろと落ちていきます。

そのため、おかしな話なのですが下の肌は常にきれいな状態が保たれ続けていたのではないかと推測してます。

もう一つの要因としては、運動を行い汗をかいたこと。
これが肌をきれいに保ってくれたのではないかと思っています

運動して汗をかくと内部から汚れを浮かせてくれます。
なので、あとはぽんぽんと軽く叩きながら汗を拭えば綺麗になるというわけ。

よくアトピーに汗はよくないという話を聞きますが、きちんと処理を行えば、天然の保湿になるし(これは平気)、汚れもとってくれるし、とてもよいことなのです。少し話はそれますが、お湯で体を洗うだけでも実に7割から8割もの汚れは落ちるそうです。なので、汗をかくことで汚れも落ちるというのもそうなのかなと。

ただし注意しなくてはならないのが、ゴシゴシこするようにタオルを擦ると悪化の原因となること。また、汗をかいてそのままにしておくと、汗の成分がかゆみを誘発させてしまうので要注意!

なので、汗をかくこと自体はいいのですが、その後の処理はきちんと行うようにしてくださいね。

入浴することで体にはどのような変化が生じたのか

とはいえ、やはりたまには入浴がしたい!と思うのがほとんどの人が思うことですよね。僕の場合は……実はそこまで思うことはありませんでした。

意外なことに「臭いもするわけでもないし、別に入らなくてもいいだろ」と思っていたのです。元々ステロイドを塗っていたころからお風呂に入るのが嫌だったというのもありまして(痒くなるし、薬を塗るのが面倒だから)。

しかしあることをきっかけに突然入りたくなったのです。

それはたまたまつけていたTVに映るわんこが、体を洗ってもらっていた姿を見て、気持ちよさそうだ!!と感じたからですw

とにかくわんこの映像を見て心が動き、めでたく入浴を決めたというわけです。

さて、肝心の実際に入ってみた感想はというと……

別に次はまた入るのは当分先でいいかな。という感じでした。

入る必要がないかなと感じた理由は2つ。

1.脱ステを開始してから280日近くが経過していましたが、やっぱり風呂上りはものすごく痒かったこと!

リバウンド初期のころに比べれば、かゆみはそれほどというわけではありませんでした。ですが、それでも強いかゆみを全身に誘発させることはしんどかったです。

2.きれいにはなったが、すぐに元に戻ることを考えるとメリットが少なかったこと。

きれいになることは実感できました。
しかし、それに伴うかゆみと保湿されることによる回復の遅延を考えると、そこまでのメリットを感じることが出来ませんでした。

それに変な話ですが、きれいになったところでその持続力は数日程度。
その数日間にしかメリットを感じられないのなら、かゆみをわざわざ誘発させなくても??という結論に至ったのです。

治療に専念しようという考えの方が強かったようです。
どうしても汗でびっしょりになるなど不測の事態に迫られた時だけで入浴は十分なのではないかな。と個人的には思いました。

ただ……。
洗い終わった後は、もう本当に日本の文化サイコー!!!!と叫びたくなるほど気持ちよかったことはたしかです。

お風呂はやっぱり気持ちいいですね。いくら汚れが落ちているとはいえ、洗うことで普段落としきれていない汚れが落ちていることも実感できました。
体が少し軽くなったような心地よさも感じられました。

それくらい最高な気分に浸ることが出来たのは間違いありません。

お風呂に入ることでクリエイティビティが高まり、面白いアイデアが浮かんでくるという実験データもあるので、僕としてもお風呂には入りたいとは思います。

ただメリットと優先順位を考えたら、もう少し先でもいいかな?と思ってしまいました。痒いのはほんと地獄ですからね。

まとめ

250日ぶりに入った風呂はサイコー!と叫びたくなるほど気持ちよかったです。リバウンド初期に比べれば、入浴してもそこまでのダメージは感じられませんでした。

しかし、かゆみを誘発させることは起きてしまいます。
そして、保湿することによる回復の遅延も引き起こします。

入浴することは可能だけど、それなりの覚悟が必要だよ。ということですね。

個人的なおすすめとしてはどうしようもないくらい不快になったときや不測の状況が起こってしまったときに入浴すればよいと思いました。

普段は脱入浴。汗をかいて気になるなと思ったら、ぬれタオルで拭う。
それでも入りたい!と思ったら入る。ぐらいでいいと思います。

いつか気にせず入浴できる日を楽しみにして、今は回復させることを優先的に行いたいと今回の入浴では思いました。

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