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17.肌がジュクジュクしてきたら……脱ステにはやっぱり水分制限は有効だなと思った話

脱ステロイド・脱保湿を行ってアトピーを完治へと向かわせているのですが、それ以外でもやった方がいいというのがいくつもあります。

以前にもお伝えした脱入浴や糖質制限などがその典型ですね。

で、他にも水分制限を行うことが体を乾燥させて回復を早めてくれると言われています。水分は多く摂る方が体に良いと言われているので、かなり衝撃的ですよね。

とはいえ、脱ステ治療で通っている藤澤皮膚科ではそこまで気にしなくていいですよ。って言われていました。

「厳しくなければ食事以外での水分量を1300㏄以下に抑えることが出来ればいいですけど、厳しければ無理しなくていいですよ」と。

脱ステを行う前からそもそも水分をほとんど摂らない人だったので、苦痛もありませんでしたし、気にしたこともなかったんです。

ただ、脱ステ3カ月目くらいの時だったかと思います。その日はよく水分を摂ってしまったんですよね。そうしたら体中ジュクジュクとする感じがして、肌がしっとりとする感覚を覚えました。

おそらく体内の水分が肌を通してにじみ出てきていたのではないかと思います。

これが保湿になっていい感じ!という話ならいいのですが、まったくそうではなく…

痒い上にかくと水っぽくて非常に不快。これの繰り返しでとにかくいやーな感じでした。

その日から厳しくやるまでとはいかなくても、水分制限は行った方がいいなと思ったのです。それほどいやな体験でした。が、脱ステも1年を経過したころにはすっかりと忘れていました。

タミフルの副作用でアトピーに凄まじい影響が?!

が、あることをきっかけにやっぱり水分の摂り過ぎには、気を付けなくてはならないなと思い知らされる事件が起きたのです。

それは息子が年末にインフルエンザにかかってしまったときのこと。
タミフルを処方されたのですが、恥ずかしながら副作用のことは全く知らなかったんですね。

タミフルを飲むと肝機能が低下してしまうことがあるみたいです。
その結果、息子は全く尿が出なくなってしまったようで、それが肌に大きな影響を与えてしまったのです。。。

インフルエンザを発症してから高熱に悩まされ、いつも以上に水分を摂りたいと訴えてきていたので、気にすることなく与えていました。

はじめは「熱が出てるから喉も乾くし、汗かいて自然と水分も抜けるだろう。その方が早く治っていいよね」くらいに軽く思っていたのです。

ですが、熱も下がり始めたころからだんだん異変が起き始めました。
まず、発熱している間全く痒がる様子もなかったのに、いきなり激しくかくように。

そして、かきむしった肌から大量の水が。
初めは汗かいてていいねと思っていましたが、異常なまでにびしょ濡れになるのでどうもおかしい。と思っていると、どうやら傷つけた肌から水が出ていることがわかりました。

それにより、肌の回復が悪化していたのです。
インフルエンザにかかる前は順調に回復傾向にあった肌もジュクジュクし始めたとたん、悪化し続けていきました。

この時、僕は思いました。
やはり脱ステをして早期回復を望むのなら、肌は常に乾燥させてガビガビの状態にしておく必要があるなと。

この後息子はかなり大悪化をして半年以上ひどく苦しみました。
どうしようもなかったことですが、このような副作用があると知っていたらもっと別の方法を試してあげたかったなと思うほどです。。。

当然、絶対に水を摂るなということは決して言いません。
それこそ夏の暑い日などは適度に水分を摂らなくては命にかかわってくるからです。

ただ、肌が少しジュクジュク気味の場合は水分摂取量にちょっと気を付けてください。

実際、ジュクジュクした肌って治るのが遅いですよね。
その状態よりも乾燥してた方が、早くかさぶたになって皮膚にくっついてくれます。

おそらく正常な肌になった際は、しっとりとした肌の方がいいのだと思います。しかし、アトピーを治すことに限っては乾燥させていたほうが、早く肌を作ってくれるのでとても有効です。乾燥していると痒みを誘発するので悪だと思いがちなのですが、回復するのは決まって乾燥しているときなんですよね。辛いですが。

息子は本当にかわいそうでしたが、保湿しないことと水分制限をすることは有効だなと貴重な経験をしてしまいました。。。皆様には同じような経験をしてもらう必要がありませんので、伝えさせてもらっています。

あと、タミフルを飲む際は副作用に要注意ですね。

医者にかかると飲みきるように。と指示されるかと思いますけど、状況によっては熱が下がったら無理に飲まなくてもいいのかもしれません。これまた脱ステの専門医にきちんと相談してみてくださいね。

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