先生と私_第22話「資本主義の欠陥」
私 どうもご無沙汰してます。
先生 おやおや、noteの下書きがゴミ山と化して整理するのが嫌になって放置していたSoshina君ではないですか。やっと整理する気になりましたか。
私 ゲーム漬けの日々を送っていたらエネルギーチャージできました。
先生 ・・では本題に入りましょう。今日は、先日プチ炎上した下の天然発言について考えてみましょうか。
私 そもそも高額納税者のお金はどこからきているのか。これは資本主義の欠陥みたいなのが凝縮されたツイートですね。
先生 そうですね。馬鹿でも大金持って偉そうに出来る人間と、1日8時間以上働いて帰宅したらご飯食べてお風呂入って寝るだけの人生疲弊人間の2パターンしかいないので。やはりスネップは最強です。
私 スネップが最強かはわからないです。
先生 Soshina君は先程「欠陥」という言葉を用いましたね。詳しくお願いします。
私 資本主義の大きな欠陥は格差です。しかし、格差のない資本主義は人類史上まだ1度も存在していない且つ資本主義が格差を必要としているので格差のない資本主義の実現はあり得ません。要するに、格差や差別があること自体は問題ではなく、その幅の大きさをコントロールできていないことが問題ということになります。
先生 うむ。人間は生物の中で唯一「制度」を生み出せる知恵を持っているので、この資本主義の欠陥への対策を探し続けていきたいですね。疑問を持ち続けることが大事です。
私 現在行われている教育や医療面での格差のコントロールは今後も期待大です。
先生 話は少しだけ変わりますが、今の会話でFF3の「不完全こそ完全」という言葉を思い出しました。
私 ??
先生 ノアという大魔道士がいました。ノアは死に際に3人の弟子にそれぞれ遺産を残しました。1人には自身の強力な魔力を、1人には自分の作った夢の世界を、そしてもう1人には人間の命を。
私 (急に語り始めた・・・)
先生 魔道士達は何千年レベルの長寿だったので、人間の寿命を与えられた弟子ザンデはそれを不服に思い、闇落ちして世界に災害を起こし人々の不安を煽り、巨大な負のエネルギーを集めて不死を得ようとしました。それを止めるべく主人公が冒険するというのがFF3のあらすじです。
私 は、はあ。
先生 FF3では有限の素晴らしさ、不完全の素晴らしさを語っており非常に面白かったと記憶しています。これはネタバレになりますが、魔力を与えられた弟子と、夢の世界を与えられた弟子は闇落ちしたザンデのために命を放棄するのですが、その弟子たち曰く「彼は私達の中で一番優秀だった。だから師が彼に最も足りない有限の素晴らしさを伝えたかったのに、彼は気づかなかった」と。
私 ・・はあ(ちょっと面白そう
先生 大魔道士ノアが、弟子の中で最も優秀なザンデに人間の命を与えたのは「不完全こそが完成」という考えを持っていたからだと思います。100年未満の短い生涯で一生懸命生きる人間こそが最も美しく完成したものだと。また、優秀だからこそ短い命を持ったことにより何か凄い事をしてくれると期待したのでしょうね。まあ違う意味で凄いことをしたのですが。結局、不完全さを与えられたザンデは魔王にまで上り詰めて世界を滅ぼす程の巨大な力を得たわけです。不完全さを得たことにより、完全を目指そうという原動力が生まれた。即ち、不完全さこそが完成なのです。
私 先生がFF3好きなのはよくわかりました。
先生 Soshina君が自分の容姿に満足していたらメイクなんかしないわけですよね。不完全だからこそコンプレックスを持ち可愛く見られようと頑張れるのです。しかしSoshina君の容姿が整っていないそれは欠陥でもあり、魅力でもあるのです。
私 調子にのって悪口言うのやめてください。・・・では、まとめると今の社会は不完全ですが完成とも言え、どうしようもないということでしょうか。
先生 はい。社会を知らない坊ちゃんでも社会学者と名乗れる社会なので非常にどうしようもないです。
私 前半の「資本主義の欠陥への対策を探し続けよう」みたいなくだりは一体何だったんでしょうね。そして一体誰のことを話してるのですか。
先生 さて誰でしょうね。
終