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東京チャレンジマラソンを走り終えてVol.2

今回のコースは片道約3.5キロの6往復。ちょっとしたアップダウンが2カ所ある。6往復っていうのは前もってチェックしてたが、河川敷を走るコースなので、勝手にほぼほぼフラットと思い込んでいたので少し誤算だった。

気持ち良い走り出しの1週目(1〜7キロ)

スタートの合図を受け、いよいよ走り始める。
約2年ぶりの高揚感。最初の2キロくらい、力まずに無理ない感覚を意識して走る。結果は、最初の1キロは4分38秒、次の1キロは4分23秒。ほぼ想定通りだが、もう少しペース落としてゆとり持ってもいいかな?と思いながら、3.5キロの折り返し地点を迎える。
しかし、折り返しのコーンを回ったら別世界。

風がとにかく強い。

このコースは往路は楽な状態でスピードを出して、復路は集団の中で走って、出来る限り風を回避しようと、その時思う。
しかし、残念ながら、1週目は折り返したタイミングで集団に入れておらず、風を目一杯感じながら走った。

「無の境地」の2週目〜4週目

1週目を過ぎたあたりで、1キロ4分30秒で刻むペーサーが引っ張る集団に追いつき、最後尾に付いて走る。集団の中で走ると、向かい風が軽減され体力的にかなり楽に感じた。このままできる限り楽に、まだ「あと何キロ」とかを考える距離ではないのでひたすら無心で走る。
ただ、この集団に着いていけたら3時間9分位で走ることができる。
「できるだけ付いて行きたいな」
そんなことを少しは思いながら4週目までは集団から離れずに走り続ける。
ちなみに、ハーフは1時間35分ちょうどくらいで通過。

心も身体も厳しい5週目

4週目の後半から、ももの疲労感が気になっていたが、5週目に入ってかなり重く感じてきた。
1キロ4分30秒で走る集団からも遅れて、ペースも1キロ4分50秒くらいまでダウン。
ここからは
「切り替えて自分のペースでしっかり走りる」「絶対に歩かない」
を意識して走った。
5週目の途中で30キロを迎え、タイムを確認すると、2時間16分30秒。

「大丈夫、ここから先は1キロ5分ペースで刻んでも、自己ベストは更新できる!弱気にならずに頑張ろう!」

そう思いながら、1歩1歩前へ足を動かした。

6週目、そしてフィニッシュへ

全然前に進んでない感じ。脚が重い。
1キロ走る体感時間も1.5倍くらい長く感じる。
実際に、ペースも一時1キロ5分20秒くらいまでラップタイムが落ちる。

それでも前へ。

鉛の様な身体に鞭を打ちまくり40キロ過ぎの坂道を登り切り、41キロの距離表示を超えて、ゴールが見えてくる。
最後はすべて振り絞る。ふくらはぎがつりそう。
でも、何とかゴール。
自分の時計のタイムは3時間17分25秒のパーソナルベストの記録を指していた。

走り終えて 

自己ベストは嬉しい。
たとえ、それが少しのタイム更新でも、過去の自分を超えた時の達成感に関しては、フルマラソンは独特のものがある。
ただ、3時間15分を目指して挑んだので、そちらは次回にお預けだ。

帰りに赤羽岩淵駅近くの街中華でチャーハンとビールをたのみ、1人で乾杯して帰った。
ビールの喉越しが最高だった。




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