開催リポート「パンデミック後の新しい世界を創るリーダー ~日本から世界に影響を及ぼす~」ファンリーシュ主催セミナー
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開催リポート「パンデミック後の新しい世界を創るリーダー ~日本から世界に影響を及ぼす~」ファンリーシュ主催セミナー

ファンリーシュ

皆さん、こんにちは。ファンリーシュの戸田岸 舞です。今回は7月14日に開催されました主催セミナーリポートを皆さんにお届けします。
ゲストにお迎えしたNPO法人クロスフィールズ共同創業者・代表理事の小沼大地さんと、サントリー食品インターナショナル株式会社 執行役員 コーポレートマネージメント・法務部長の田中憲一さんは、ファンリーシュ代表の志水さんが尊敬するリーダーでもあります。
この日届けられた、とても濃い時間とトーク内容から、皆さんの今後の話題の一つになれば幸いです。

▼ゲストや登壇者プロフィールや当日の開催概要は、下記イベントページからご確認頂けます。

●今の時代に改めて重要になっているもの

冒頭は、志水さんからの問題意識の投げかけからスタートしました。
まずここで押さえたいポイントが、リーダーシップとは「ポジティブな変化を促し、周囲に影響を与えられる存在であり、それはポジションに関わらずどんな人でも発揮できる力」であることです。

そしてもう1つ、新しい時代に求められるセルフ・ディスラプティブ・リーダーについて紹介がありました。

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これはコーンフェリーが提唱した概念で、自分自身を破壊して新しいリーダーシップを創造しつづけることを意味します。リーダーシップには定義がない上で、志水さん自身の解釈として今後さらに重要になるポイントが伝えられました。
・変化は止まらないということを認識する
・変化を追い風にして、自分のリーダーシップを向上し続ける機会とする
・組織やコミュニティを越えた人とのつながりや違いを理解して受けとめる
・自分自身の多様性を高めていくこと

次に、ゲストの田中さんからのメッセージにも、先の志水さんの視点に通じるポイントがありました。
成功するグローバルな組織では、既にメタナショナルな組織を志向していて、「様々な違いを最大限利用する」という「Arbitrage」という考えをはじめ、全世界が国境・文化・事業を超えて有機的に繋がる経営の実践が行われているとのこと。

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そういった各企業でさえ、このパンデミックによって様々な企業体質や地肌とも言える部分が、より鮮明に見えるようになってきた。これも今の時代における特徴の1つとも言えそうです。

続いてもう一人のゲストである小沼さんから、クロスフィールズの創業時から展開している事業である「留職プログラム」を企業が導入するまでの文脈の変化、そしてパンデミックも経た自身の経験と学びをもとに伝えられたのが「3つのSHIFT」という視点です。

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この中で特に印象的だったのが、行動を起こして成功に導くための「信念・納得感」。ご自身の学びで刺激的だったセンスメイキング理論(組織のメンバーや周囲のステークホルダーが、事象の意味について納得(腹落ち)し、それを集約させるプロセスをとらえる理論)などが紹介されました。
人の心を突き動かしていく時に、「納得感」が持てるか否かは、その成果や成功有無を大きく左右するという点は、一個人としても日々選択を重ねていく中で強く共感できます。

●自分に問い、気付いていけるか

続いてのパネルディスカッションでは、この先が見えない・終わりが見えない状況下に、意味することは何なのか?との問いが深まるような熱いトークが展開されました。各テーマと注目したいコメントをご紹介してみます。

◆‐パンデミックは何を変えたのか‐◆
(田中さん)
世界同時に起きたこのパンデミックによって、今まで以上に各国や個々人が自身の価値観で意思決定することが求められたと感じている。特にリーダー層にはそれが強く求められた。その上で、コミュニケーションの質やその頻度、五感で感じるリアルがない中での「言葉の力」を一層強く感じる機会であったと思う。

(小沼さん)
既存事業が壊滅的な打撃を受けたことで、改めて自分たちが提供する価値の源泉を問う機会となった。また、パンデミックは残念ながら社会に対して大きな分断をもらたしたが、同時に、多くの人が社会課題の当事者になる共通体験の機会でもあったと思う。

(志水さん)
自分に対して問い直す期間から全員がリセットしてアップデートしていく、但し後ろ向きなリセットではなくグレート・リセットである。自分としては成長する機会としてとらえている。その一方で、変化にとまどい、不安な気持ちを抱えている人たちの存在を意識することも大切だと感じている。多様性への意識が自分の中でこれまで以上に高まってきた。

◆‐日本人のリーダーシップ、多様性について‐◆
(小沼さん)
強いリーダーを求める今の傾向から、弱いリーダーを受け入れる方が日本人の持つフォロワーシップを活かす方法として向いているのでは?と思う気持ちもある。

(田中さん)
自身のキャリア経験を振り返ると、グローバルな事業に関わる中で、最初は日本や自分に無いものばかり目が行っていた。でも今は「自分しか持っていないもの」と考えるようになった。例えば、「空気を読む」能力や曖昧さを受け入れる能力は日本人の強みだと感じている。外国人材メンバーによる主張が目立つ中では、人の話を聴きながらチームをまとめられる日本人的な強みも活かすことができる。

(小沼さん)
これまでのリーダー信仰の中には、今の自分じゃない別の素晴らしいリーダーになろう!という幻想を追い求める傾向もあったと思う。そうではなく、自分は何者なのかを考え、気付いていくことが必要だと感じる。

(田中さん)
まさに、そういった気付きの機会や場を与える人事や組織が本当は求められている。

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●日本中に浸透させたい「やってみなはれ」

更に盛り上がったディスカッションの後半でも、一人ひとりが見てきた現場や経験談から多くの学びが共有されました。

◆‐これからの人材育成やリーダーシップに欠かせないもの‐◆
(小沼さん)
かつては「組織に入ると大きな事ができ、やれることが増える」という考え方が主流だった。しかし今は「組織に入ることで、元々は自由にできていたことが制約される」と考える世代も増えている。スタートアップ企業に流れる人材は「個がエンパワーされる機会」を求めているからだと感じる。組織における人材育成でも、いかにして個人ではできないレベルの「個のエンパワーメント」を実現するかを中心に考えていくべき。

(志水さん)
日本企業では人材育成=「研修」という発想になってしまう。自分が何者であり、何を大切にしているのか(Being)の部分をきちんと整えずに、スキルや技能を学ぶ研修をやるため「やらされ感」が先行している。OSであるBeingに向き合ってはじめて自分が主体になって「学びたい」という気持ちが生まれる。もっとも重要なことは学びを実践する場を企業側が作り出せるか。学びは実践してはじめてこそ意義がある

(田中さん)
自分の経験を振り返ってみると、若い頃に自分が意思を持ってやってきた取り組みでサポートしてもらえて来た人は、次の若い世代がチャレンジする時に任せることが出来る傾向にあるように感じる。サントリーの社風である「やってみなはれ精神」そのもの。

(志水さん)
これからは日本中がやってみなはれ精神を持ちたいですね!


更にこの日、とても熱い想いを届けてくれたNPO法人クロスフィールズの小沼さんから共にチャレンジするメンバーを募集中であることも伝えられました。ご興味のある方は、下記から詳細情報をぜひご確認ください。


最後に、志水さんからイベント参加者へ伝えられたメッセージもご紹介します。

フラットに学び合おう!
そして惜しみなく自分の力を出し合おう!

私たちファンリーシュは、組織やコミュニティという枠を超えて「人とつながり」「フラットでオープンに学び続ける」場であり、このような機会を今後も作っていくつもりです。自分の可能性を広げるために「フラットに楽しく学び、一緒に変化し続ける」そのような機会を創る存在であることを願っています。

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