見出し画像

令和5年行政書士試験お疲れ様でした

 試験お疲れ様でした。
 個人的な講評はこんな感じです。

 基礎法学は、また刑法関係が出ました。指宿先生でしょうか。民法の法人分野の様な問題の方はとりたい。


 憲法は、近年はかなり難しめですね。
 国会と財政は只野先生のヤマでとっておきたいと言いたいが、国会法がからむ問題なので厳しい。国務請求権もマイナーだし。2問取れるといいです。
 多肢選択は、北方ジャーナル事件でした。よく出るよね。

 行政法は、標準よりは少し難しい感じなので、ここで7割取れるといいです。
 行政手続法と不服審査法は易しく落とせませんね。総論も易しめ。
 行政事件訴訟法の事例や準用条文も大変なうえ、地方自治法が境界やら地方公共団体相互の協力などマイナー条文で難しいですね。
 キツネが飛び出してきたり、またもや宇賀克也裁判官補足意見が出たり、空港の判例が整理されたり…。
 記述は差止め訴訟が出ました。仮の救済も問われたので、(前提として差止めの訴えをして)仮の差止めを申立てをするところが書けるかが分かれ目になりそう。仮の差止めを申立てするだけとか併合とか書くと、分かってないとされ点がもらえないと思われます。

 民法は債権法改正がけっこう出てましたね。消滅時効、連帯債務、受領遅滞、相殺など。
 共有の改正は鎌野先生が出すと思ったけど見送りましたね。行政書士試験はわりと初年度は回避するよね。
 集合動産譲渡担保や損益相殺はムリとしても今年は公法系が難しいからか、民法は易しめなので6問くらいとりたい。
 民法の記述は書きやすそうですね。
 40字記述の初年度の物上代位が焼き直しされました。過去問もたまってきたんだわ。あるいは、記述の過去問は解く必要がないと受験界隈では言われているから、あえて出してきたかな。
 売買ではなく請負の担保責任(契約不適合責任)だけど、ちゃんと書けているかな。

 商法も、難しいとまでは言えないが易しくはないです。
 商行為と設立と種類株式あたりから2つは取りたい。会計参与と会計監査人の比較も取れれば御の字。

 一般知識は、文章理解3問を死守し、金融政策、差別、後期高齢者、グーグルの広告が取りやすいから、ボーダーラインはクリアできそう。
 政治経済社会がやや難しめな感じでした。
 情報の用語問題は難しいと思われます。
 あと、行政書士の実務意識してる問題はありませんでした。なお、来年からは出ます。

 難易度は昨年より少し難しいかと思います。
 記述は書きやすそうだし、記述の採点次第という方が多くなりそう。

 お疲れ様でした(^ω^)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?