逃げること、恥、恥ずかしい・・ぜんぶ役に立ってる!
「逃げるは恥だが役に立つ」ドラマの再放送を、毎週楽しみに待ってる自分がいる。毎回モジモジしながら、お互いへの気持ちを膨らませるみミクリとヒラマサさん。
ドラマのタイトル、英語訳は、"Run away It's shame but useful"だが・・・
いやいや・・こんな直訳はダサすぎる。
日本語になっていることわざは、大概英語の文化からきているが、こんな英語のことわざ、あったっけ?と思っていたら、ハンガリーのことわざだった。「Szégyen a futás, de hasznos.」「スィーゲン ア フータシュ、ハスノシュ」。"Szégyen" = 恥、だそうだ。
アメリカ人より、ヨーロッパ人のほうが、来日して日本文化に馴染みやすいと聞く。英米文化とは異なり「恥」の文化があるからだろう。但し、このことわざは、日本人が考える意味とも少し違うらしい。「自分の戦う場所を選べ」「自分の得意分野で勝負しよう」、そんな意味。
でも、「恥」「役に立つ」という言い回しが、ドラマの内容とは合っていたかも。ヒラマサさんの風見さんへの劣等感、雇用関係を維持するために「役に立つ」という理由で「結婚した」ふりをするミクリ、すべてがタイトルにマッチしている。
英語で"shame"というと、100%ネガティブだが、これをプラスに変えたり、コメディー風にアレンジできる日本文化。「自分の弱みを強みに変える」のような、適材適所に人を置くのが、本来は上手な日本ーこんな日本文化が、大好きだ。
※"The Full-time Wife Escapist"という訳も出回っているようだ。"Escapist"=「現実逃避者」なので、「フルタイムで主婦を演じる現実主義者」という意味合いだ。いわゆる意訳だが、これが意味合い的には一番近いかも。
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