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旬な時事ネタを、英語で話そう:日本特有の、ジョブ型雇用をアメリカ人に説明できる?

ジョブ型雇用を採用する会社が増えている。

KDDIも:

日立も:


ジョブ型雇用、を英語で言える?

「ジョブ型雇用」とは、「年功序列などではなく、仕事の質や成果をより評価する人事制度のこと」。海外の文化では、こちらの雇用がポピュラーだから、英語で説明するのは本当に難しい。

ジョブ型雇用、と翻訳機械に入れると、"job employment"...

これ、絶対外国の人にそのまま言っちゃダメよ、笑われるからw

そもそも、ジョブ型雇用の反対はなに?

正解は:メンバーシップ型雇用。

メンバーシップ型雇用:その名のとおり、企業の一員=共同体となる、いわゆる日本型雇用。会社には長期間雇用してもらう、専門知識の無い若者でも育ててくれる、かわりに社員はずっと働く、という相互関係で成り立つ。

ジョブ型雇用
:ジョブ型はあくまで働く「個」が主体であり、企業は働く場所・手段である、という、いわゆるアメリカ型雇用。社員は転職しやすい、自分のキャリアを突き詰められる、その代わり、クビになりやすい。

この対比を説明しないと、意味ないよね。


これを英語で言ってみよう:

※ここでは、ジョブ型雇用を"job-focused employment"としてみた。ただし、あくまでもメンバー型雇用を説明してからでないと理解されないことに注意。

Japanese employment system is sometimes called "membership-type employment". By employing young workers as "members" of the company when they still do not have enough work experience, the company secures employment for them while the workers gain skills. The workers instead remain in the the company for a long period of time. In recent years, many firms are gradually shifting towards "job-focused employment", which calls for evaluation of workers based on their skills and replace inefficient workers with highly efficient ones.

日本の雇用形態は「メンバーシップ型雇用」と呼ばれる。若い世代をまだ仕事の経験がないうちに会社の「メンバー」として雇うことで、会社は彼らがジョブスキルを磨く間、雇用を保証する。代わりに、若い世代は長い間(転職せずに)同じ会社で働く、というわけだ。近年、多くの企業は「ジョブ型雇用」にだんだんと移行している。従業員をスキルで評価し、効率の悪い社員を効率の良い社員と取り換える必要が出てきたのだ。


英語で日本の仕組みを紹介する、ということは、日本の文化を紹介する、ということでもある。

特にこういった話題は、日本がネガティブにとらえられがち。ネガティブにいうままで終わらせるわけでなく、なぜその制度が続いてきたのか、を説明しよう。

今回だとメンバーシップ型雇用のメリット、デメリット、を説明する必要があるだろう。

日本のことをせっかく紹介するんだから、決して、ネガティブに終わらせないでね。

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