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Tea is delight 〜日日是好茶〜(仮)はじめに

お久しぶりの更新となりました。
前回のnote更新から、ずいぶん経ってしまいました。その間、新型なんたらの流行で状況はすっかり変わってしまい、このnoteでその言葉を出すと、すぐさま上部に警告が発せられるので、それが嫌になってしばらく更新を止めていました。

今までの生活が凄まじい勢いで変化し、私の近辺にも様々な影響を及ぼしていく中、台湾旅行に行けなくなり、参加するはずだったイベントも続けて中止になりました。3月下旬と4月末から5月初めは実質上の自宅軟禁状態になりましたが、本を用意したり、掃除を計画したりといろいろ予定を立てながらも、実際は何もできずにぼんやりと1日の大部分を過ごしたものでした。
出勤時と同じ時間に起き、三食食べ、一度は外に出て運動した以外、怠惰な連休を過ごしましたが、そんな中である行動の変化がありました。
それは、夜にお茶を落ち着いて飲むようになったことです。

きっかけは、お世話になっているしゃおしゃんさんの主催によるオンライン飲み会でした。普段は大きなティーポットに茶葉を入れ、マグカップやタンブラーで飲んでいるのですが、このお茶会で久々に茶壺を使ってお茶を淹れ、茶杯で飲んでいくうちに、ゆとりのなかった心が落ち着き、じっくりとお茶と向き合って飲めるようになりました。そこで改めて私は、自分にとってお茶がここまで欠かせないものになっていたことに気づいたのです。
それ以来、夕食の後に新しくお茶を淹れ、時には茶壷を使ってプーアール茶を淹れ、また時にはティーポットで紅茶を淹れるなどして、1日のおわりを振り返るようになりました。
そして、自分にとって大切なものであるお茶について考えたり感じたことを、いま一度、文章にして書いてみようかと思い始めました。

私はこれまで、台湾や香港への旅行や映画、本などについてZINEを作成してはブックイベントや文学フリマで頒布してきました。今年は満を持しての文フリ東京参加で、それに合わせて香港映画の本を出そうと昨年から原稿を書いてきましたが、文フリの中止がアナウンスされたことで、今年中の発行を諦めてしまいました。つまりイベントに参加できなくなったことで、創作意欲が途絶えてしまったのですが、お茶との向き合い方が変化したこのタイミングで、お茶についてのZINEを作りたいと思うようになりました。

以上のことから、新しくお茶とその周辺についてのエッセイをまとめたマガジンを始めます。このnoteは無料ですが、昨年の「閱讀之旅」と同じ形式でまとめ、この夏までに紙のZINEと有料のマガジンとして発行します。
(この「はじめに」以降の記事は一定期間無料で読めるようにして、完結時にはまとめて有料にします。また冊子版には昨年の茶摘みや問題作のコーヒータウンdisのあの記事も収録予定)
堅苦しくない、気楽に読めるZINEを目指しますので、しばらくお付き合いしていただけたらと思います。

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