The Electriflying楽園

架空の国『ザ・エレクトリフライ楽園』でのニュース、小説、エッセイ、流行などを紹介する架…

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架空の国『ザ・エレクトリフライ楽園』でのニュース、小説、エッセイ、流行などを紹介する架空の国の話を投稿します。

最近の記事

ガラクタになった宇宙船

ちいさなころから友達がいる。アタマのなかに 素敵な街だって家だってある。ココロのなかに パパは、ヤツらと手を繋いで行くな ママは、あんまり遠くまで遊びに行かないで 暗くなって帰り道がわからなくなるまえに うちに戻っておいで 夕飯は用意してあるから なんて言ってたけど ヘッドホンで夢を見て背を向けて出ていった ちょっとは、話を聞くべきだったかな いまよりもずっとこどもだったころには こんなにも人生で呼吸して歩くのが重いことだなんて思いもしなかったから オトナに成長するのがこん

    • すべての若き野郎ども

      俺たちは変わり者でいつまでたっても マトモや常識とはどうしても仲良くできない 心を堕落させたら最後、本当の終わりなんだ ネクタイで首を絞めたとしてもね いつだって自殺することなんか考えるよりも前に なにかしらの中毒になって疲れ切ったら 明日に怯えて眠りについて素敵な夢を見た "会話だって、言うことすらマトモに聞くことが出来ない。 オマエなんかどんな仕事だってロクに出来ないんだから、 どうせこの先、どこに行っても役立たずなんだから消えちまえばいいんだよ。 坊や、そのほうが世の

      • 胸いっぱいの悲しみを

        寝ぼけた始発で京都に着いて 改札口でまた君に出会えたら 朝の喫茶店で時間を潰して 行く当てのない旅を描いてる 風は駆けていく 知らない街からどこかの街へと 君だけを連れてさらっていく なにごともなかったよな顔して 手を繋いで逃げていく 全部、忘れちまおう 夕暮れが紫になって驚いたときみたいな 君は悲しい顔を夜に隠して笑う なにもかも失ったっていいや 過去に溶けてくこんな景色があれば 胸いっぱいの涙でくちづけしたら物語は始まる 魔法なんかいらないけど 現実もいらない やさ

        • 夜明けの口笛え吹き

          夜を火にくべて撃ち放った列車は燃えていて 紫煙を吐きながら朝陽に向けて駆けてく 明日なんか こんな未来なんか 大嫌いだから 行き先なんかなくなってしまったらいい いっそ、この景色のまま止まってくれたらいい "一般"から離れた唇、重ねた ぼくと俺。 抱き合えたら 誰ともわかりあえなくたっていいから なにもわからなくなったっていいから こんな汚れた闇を灯す火光だけあればいいから 神様もうたた寝してるうちに ぼくら、秘密を分け合って食べあった ぼくの罪もキミだけが裁いてくれ そ

        ガラクタになった宇宙船

          真夜中、3時のおやつ。

          悲しくてつらいのは、あなたのせい。。。 どうやって? どんな言葉なら? こんな気持ちは、あなただけに伝わるの? 超ゆ〜め〜じんになれるぐらいの才能があれば 言葉にして、うまく世界中に広めてから リボンをつけてプレゼントしますよ あなただけに あなたひとりだけに それしかないし それだけのための呼吸。 でも、そんなん、いらんよな〜。 重くて持って帰りにくいやろうし。 もう、いいよ、いいよ。 捨てるから、不法投棄でここで捨てて? 浮かれてたのも 遊ばれてたのも こんなぐしゃ

          真夜中、3時のおやつ。

          そろそろいかなくちゃ

          ぼくら、あてもないけど 平日の憂鬱と痛みとほんのちょっとの喜びを お金に換えて週末に車で出かけたりしてみる どれだけ悲しかったかはわからないけど 笑い話にしながら逃避行は、ずっと遠くまで 夕陽が照らして、夜の帳が下りて、朝日が迎えに来る 振り返ってたり立ち止まったりしてるうちに 人生は歩んできた道のりよりもずっと短くなる だから昔話に腹を立てたり悲しんでるよりも 歩いていったほうが人生はずっと長くなる いつか消えてなくなるなら足跡を残そう 2つの足跡が重なって4つになって

          そろそろいかなくちゃ

          それ、いらなくするの?

          流行りのおしゃれな服も感傷も恋も幸福もいらない というか、もうなにがなんだかわからないし どうせ、すぐに古くさい思い出なるだけで... 息もできなくなるぐらい恥ずかしくなるだけでしょ? 調理しては、加工して、かじっては、 ため息になるだけで 虚しいとか悲しいとか そんなのもう、いいから いいから いいから 終電を見送って 始発が迎えに来るまで ダラダラ話そう フラフラ歩いて へべれけで だからって? これからなんかあるとか こんな楽しいだけの会話なのに裏まで見せてなんか.

          それ、いらなくするの?

          稚拙、

          夢見がちなソウルが宇宙から海に落ちてくる途中で サイケデリックな帽子かけに引っかかんだ イギリス的な革命の青と赤と白のファンクな店に 渋谷系みたいな女が並んでる 物知り顔で並んでる 時代遅れのオシャレなコートに金髪のアタマで とくに意味はない ルーツも知らないけど ハッピーなヒッピー ヒッピーの意味すら知らんけど 誰を否定してりゃロックっぽいんじゃない? ふざけんな? それでいいじゃない? とくに意味なんなないけど とくに思想なんかないけれど とくに過去なんか探らないけど

          奇妙な現実サーカス

          会話は成立するのに言葉が通じない そんな街角に辿り着いた ゲリラ豪雨の夜 傘を買うお金もないし 帰るお金もない びしょびしょに濡れたた空っぽの革財布 そろそろ青さも黒くカビるぜ だからって? 味が出るワケでもないから途方にくれてる 白目も黒くカビてく 同情もしてほしくもない みんな、そうみたいだから 真冬に降る雨のせいかな 恥ずかしいからかな 皮膚が痛くて赤くなる お腹も痛くなってきた どうせすぐに止むんだろうからお腹も空いてない どうせすぐに病むんだろうから傘もいらない

          奇妙な現実サーカス

          心斎橋筋商店街、浮かぶ。

          どうやら今年も冬が来てしまったようで 今年もどうやら忙しかったようで いつも心も気持ちもあたふたしてて その電力でアタマも回ってるようだから いつも季節感もなくって なにかを忘れてて 日付を書くときに 何月か思い出せなくて アースウィンドファイヤーのセフテンバーが アタマの悪い鳥頭のなかで流れ出します ドゥ・ユー・リメンバー?で八方塞がり 退屈と憂鬱を気休めに買ったばかりのコートで 隠して浮かれて出かけてはみるけど 何を買いに来たのかを忘れてしまうし 観たかった映画があった

          心斎橋筋商店街、浮かぶ。

          あの子、へんこやからね。

          あのコ、へんこやからね あのコ、へんこやからね あのコ、へんこやからね ともだち、おらんのよ あそんだらダメよ そもそも、あんなんと、あそばんよな あははは あははは でも、いつも、なんか、へらへらわらってる きしょいわ きしょいわ きしょいわ いなくなったらええのに ホンマそうやわ おっても おらんくても いいのに なんで、いっつも、くんの? かえって〜や。アンタがおるとふかいやから うん、わたし、うまれつきのへんこやからね ありがとう ありがとう わらってる わらって

          あの子、へんこやからね。

          妄想たちが行くところ

          妄想たちが行くところ 真夜中に列をなして行くところ 脳が宇宙に旅行しにいくよ 君もおいでよ こっちにおいでよ オトナになれないアタマの悪い脳みそ 思考回路で遊んでばっかの悪い子 感電してアタマがビリビリバンバン おかしくなってしまうからダメなんよ 先生。うちら、あの子と一緒に遊ばれへん だって、へんこできしょくわるいもん 班、作らなアカンから誰か仲間に入れてあげてや あの子はいらん あの子がほしい 相談しましょ そうしましょ そんなら、ひとりのほうがええよ 妄想たちが行

          妄想たちが行くところ

          ガソリン・フラミンゴ・コーラ

          なぁ、トリッピングクフラミンゴ ガソリン飲ませとくれ コカ・コーラ割りで オイラのイカれて錆びた狂ったアタマも 真っ黒に煮詰めて焦がした砂糖で溶かしとくれ ピンクフラミンゴの飛び交う夜に光速の車で ダイブして泳いでたら目も見えなくなった 部屋のカーテンも閉ざして地下に潜りこむ 人生すらドリルにしちまって掘って突き進む オイラのピンクフラミンゴの群れは今夜飛び立った 踊り狂って 笑い合って イカれまくった 朝のニュースを見て疲れきって夜まで寝ったら 狂った白昼夢がなんとか話を

          ガソリン・フラミンゴ・コーラ

          夢のなかで見る夢のなかでずっとねむってたい

          夢のなかで見る夢のなかで ずっとずっとねむっていたい 空も飛べるし 宇宙でカーチェイスもしよう 恋に落ちるならベイサイド 愛の言葉を囁くならシーサイド ホテルはリバーサイド 食事もリバーサイド ベッドの中で魚になるならリバーサイド 神様のサングラスがに映った帰れない二人 おやすみ おやすみ ぼくのアタマがでっちあげた、でたらめな新しい国と世界のなかで 誰もはいってこないし 時間なんてものもない マジメじゃなくても マトモじゃなくても だらけきっても 堕落しきっても 誰にも怒

          夢のなかで見る夢のなかでずっとねむってたい

          ふざけたバックビートで

          ひとりで勝手に踊ってりゃいいのさ ひとりで勝手に笑ってりゃいいのさ ひとりで勝手にやってりゃいいのさ 大切な誰かのことだけ考えてりゃいいのさ そのほかの誰かの気にしなくていいのさ ひとりが大切にできるひとには限りがあるから 傷ついたり憎んだりするぐらいなら もうそんな誰かの言葉なんか気にしなくていい もう死んだフリしなくてもいいみたいだ なぁ、ベイビー、調子はどうだい? そんな調子はどうなんだい? ここんとこ、こんな調子はどうだい? 調子に乗れてりゃ、こんな調子にノレてり

          ふざけたバックビートで

          空中ブランコ、宇宙、会話。

          ぶっ飛んでる女の子とイカれてる男の子 飛んでるアタマで空中会話してたサイゼリア 肩までどっぷりズブズブに浸かって 冷たくなった骨と肉を温めて癒しあってる 翼の生えた魚が空気のなかを泳いでいくような 歯の浮いたアタマの悪い言葉の電波 お互いの脳を行き来きして刺激する空中会話 その糸で紡ぎ出してる宇宙の布、魔法の絨毯 世間じゃ悪者扱いされる変人 空飛ぶ現実逃避のユーモア マジメに生きてるつもりでも 猫にもしゃくしにも否定されて 目の前の世界がぐちゃぐちゃに歪んで マトモもわか

          空中ブランコ、宇宙、会話。