空のひと隅に
通り過ぎた悲しみに 切りつけられた痛み
傷口を塞ぐだけの手当ては
身体の奥底で
妖魔のような渦を生みだす
いつしか
僕のいのちを齧りはじめるそれは
一層 また一層
深く
その深淵に佇み 時を過ごす
微かに残っていた
見上げる勇気
眩暈がするほどに遠く、漆黒の天空のひと隅には
一点の光
光は ひとしずく
ただ ひとしずく
それはただ 静寂をはらんだままの姿で
(486日)
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