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空のひと隅に


通り過ぎた悲しみに 切りつけられた痛み

傷口を塞ぐだけの手当ては

身体の奥底で

妖魔のような渦を生みだす


いつしか

僕のいのちを齧りはじめるそれは


一層 また一層 


深く


その深淵に佇み 時を過ごす


微かに残っていた

見上げる勇気



眩暈がするほどに遠く、漆黒の天空のひと隅には

一点の光

光は ひとしずく

ただ ひとしずく 


それはただ 静寂をはらんだままの姿で




(486日)

#エッセイ  #コント部 #ライフスタイル #僕なりの幸福論 #毎日note #自由詩 #眠れない夜に #ひとしずく

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