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【年始のお葬式】 年始のお葬式はどんな形が多い?重要事項について

医療がどれだけ進歩をしても、今現在の医療では人はいつ亡くなるかはわかりません。

危篤を宣告された方であっても「いつ亡くなるかまでは、正確にはわかりません」

年末年始にもやはり亡くなる方はいらっしゃり、実際に私も葬儀担当者時代には「お正月にお葬式の担当を行ったことは何度もあります」

当時は大阪でお葬式の仕事を行っていた時ですが、年始初めのお葬式として「1月1日のお通夜・1月2日の葬儀」というお葬式もありました。

年始のお正月のお葬式はどのような形が多いのでしょうか?

年始は火葬場が休みの地域が多い

全国的には、火葬場は毎日稼働している施設ではなく、特に「年始は休みである地域」が多いです。

火葬場が休みの関係上、年始はお葬式を行うことが出来ない地域が多いです。

年始に身内の方が亡くなった方といって、すぐにお葬式を行うことが出来ないのが現状です。

ちなみに東京23区の場合、最も23区内で多くの火葬場を運営する「東京博善株式会社」の火葬場は1月1日・2日・3日は火葬場が休みとなります。

※東京博善株式会社の火葬場は
「桐ヶ谷斎場:品川区」
「代々幡斎場:渋谷区」
「落合斎場:新宿区」
「堀ノ内斎場:杉並区」
「町屋斎場:荒川区」
「四ツ木斎場:葛飾区」
の6つとなります。

大田区の区営斎場(大田区・品川区・目黒区・世田谷区・港区)である臨海斎場は「1月1日〜3日までの火葬場は休みですが、1月3日のお通夜は可能です」

瑞江葬儀所は「1月1日〜3日は休みとなります」なお、瑞江葬儀所は火葬のみの施設しかありません。

板橋区の戸田葬祭場(民営)も東京博善株式会社同様、1月1日〜3日までは休みとなります。

上記の9つが東京23区内の火葬場の状況となります。

【地方によっては「1月1日のみ休み」の地域のございます】

お正月は「多くの親族を呼ばない葬儀が中心」

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私の葬儀担当者時代の経験上ではありますが、元々お正月の時期にお葬式を行うことになった場合、ご遺族はご親族を積極的に葬儀に呼ぶ傾向は当時から少なかったです。

年始早々の不幸事であることから、ご遺族側が気を遣われるケースが多く、実際に「遺族・故人の兄弟姉妹が中心となる家族葬」がほとんどでした。

もちろんお正月だからといって、お葬式を簡素にして、親族や生前に故人とゆかりのあった人を呼ばないということではありません。

しかし、年始は何かとお付き合いのある方も多いため、年始だからということで、ご遺族が配慮されていた形が多かったです。

宗教者の方を呼ぶ葬儀は通常通り可能

親族を限定された家族葬が多いのが、お正月の時期のお葬式ですが、宗教者の方などは特に変わりがなく、お葬式にお越し頂き読経などのお務めを行って頂いています。

もちろん時期的な忙しさはあるのが宗教者の方になりますが、遠方にいらっしゃるなどの物理的に駆けつけることが困難でない限り、ご不幸事である以上、葬儀の日時に合わせてくださいます。

火葬場と葬儀場の予約が重要

集まれる親族は少ないですが、宗教者の方は年末年始に関係なく、原則お葬式を行って頂けます。

火葬場の予約と葬儀場の予約を素早く行うことができれば、年始のお葬式は可能です。

しかし、火葬場が年始は休みになるため、毎年休み明けの火葬場は「大変混雑し、予約でいっぱい」となっているのが現状です。

三が日を明けたからといって、直ぐにお葬式が出来るわけではありません。

また、火葬場と式場は「葬儀社からの手配でないと予約が出来ない施設がほとんどです」

もし身内にご不幸が起こってしまった場合、葬儀社を通じて火葬場・葬儀場の空き状況を素早く確認しましょう。




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