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葬儀相談窓口「小さなお葬式」の独占禁止法違反について

インターネットで葬儀の相談・手配窓口を行っている企業では「最大手」の会社「小さなお葬式 ※運営会社:ユニクエスト・オンライン」が、12月2日独占禁止法違反の現状でしたが、その状態が改善されたとして、各方面のニュースに掲載されました。

特約店制度による独占禁止法違反

今回違法になっていた理由は「小さなお葬式」でお葬式を受けた案件の「葬儀社の特約店制度」を設定しておりました。

これは小さなお葬式の特約店葬儀社への手数料を優遇する代わりに、特約店加盟の葬儀社に対し「ほかのインターネット紹介の葬儀社に加盟させない」という制約が付けられておりました。

これが今回の「独占禁止法違反」にあたると指導が入っておりました。

葬儀業界では、「小さなお葬式の特約店制度は有名」でしたので、業界内では知らない葬儀社は聞いたことがありませんが、当然ながら一般の方にはあまり知られていないことでした。

景品表示法違反について

小さなお葬式は「前回の景品表示法違反」に続いて、今回のこのような話が続いております。

前回の問題の際は、課徴金1億180万円の納付を命じられております。

この問題は「小さなお葬式」が提供する四つの葬儀サービスの価格について「追加料金一切不要」「プラン金額がお葬式にかかる全ての費用」と表示をされていた事が問題でした。

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しかし実際には、霊柩車の搬送や遺体の安置期間などによって、
搬送距離の超過分、
安置所の使用料金、
ドライアイスなどの保冷などの追加料金が発生いたします。

葬儀までの日数の関係などにより、ドライアイスや安置所の使用料金などの超過分については、しっかりと表記を行い説明を行うことは「当たり前」のことです。

かつて、葬儀は一部の悪い葬儀社によって「不透明な費用を請求される」という時代があったことは事実です。

だからこそ、葬儀業界全体として信用を築いていかなければなりませんが、今回のことで、葬儀業界そのものに不信感を持たれてしまった方もいるかもしれません。

私たち葬儀業界に携わる者は、業界全体の信用回復を行い、ご遺族ご家族に真摯に向き合い、不安を安心に変える活動が必要です。

こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌