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【コロナ禍の葬儀問題】新型コロナで死亡された方の葬儀はどうする?

新型コロナによる感染者数が増加を続けております。

2022年1月21日発表では、全国で49,854名、東京都では9,699名が新規感染者として発表がありました。

そのような状況下で「新型コロナに感染し、亡くなってしまった方」の葬儀はどのような方法でお葬式を行うことになるのでしょうか?

原則面会が出来ず火葬のみ

原則、医療機関を故人様が出られると、「対面でのお別れができず、火葬のみ」の対応しか出来ません。

全国のほとんどの地域がこのような対応となり、医療機関でお顔を見ての対面が出来なかった方は、最後の姿を見ることなく火葬(荼毘に付される)ことになります。

新型コロナウイルスによるコロナ禍が2年を過ぎ、新型コロナについて分かってきたことも多くありますが、現状でも新型コロナで亡くなった方は感染リスクがあるとされ、面会ができない火葬のみの葬儀に留まっております。

一部地域の少数の葬儀社では「面会が可能な葬儀プランが存在」

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原則面会が出来ない火葬のみを行うお葬式しか出来ない現状の中、特定の地域の一部葬儀社、葬儀相談窓口は「新型コロナで亡くなられた方の面会プラン」を準備しております。

感染症リスクを最小限に留め、故人様とご遺族のお別れを可能にした葬儀社も一部あります。

専用のご安置所を使用しての面会となり、通常の火葬のみの葬儀より、葬儀費用は高くなりますが、新型コロナで亡くなった故人様との最後のお別れを可能にしております。

私が把握している可能な地域は、
「東京都}「神奈川県」「千葉県」「埼玉県」
※専用の面会室は「東京都・神奈川県横浜市内」

大阪府
※北摂地域に面会室あり。

他の地域は例外的に出来る地域もありますが、原則面会でのお別れが難しい地域となります。

面会を可能にする技術「エンバーミング」

ご遺体衛生処置(エンバーミング)と呼ばれる技術があります。

この技術は故人様のお身体の腐敗を止め、感染症予防などを行う処置となります。

土葬が一般的であった欧米でこの技術は確立され、日本にも処置を行える「エンバーマー」と呼ばれる方々が増えております。

日本ではいち早く東証上場企業の「燦ホールディングス※当時は株式会社公益社」が取り入れ、実際にお葬式の際にオプションとして、ご提案・ご処置を行っておりました。

このエンバーミングという技術であれば「新型コロナで亡くなった方」との面会やお葬式が通常通り行えると言われております。

注意:エンバーミングが行える葬儀社でも面会不可対応の葬儀社がある

エンバーミングは安全に、故人様とご遺族との面会や葬儀を行える手段ではありますが、葬儀社の方針によって新型コロナ感染者のエンバーミングを行っても「面会を行えない葬儀社もあります」

これはその葬儀社の「会社の方針」であり、従業員を守るためであると発表を行っている葬儀社もあります。

規模が大きい葬儀社では、
「燦ホールディングス※公益社」
「ティア」などが、エンバーミングを行うことができても、新型コロナで亡くなった方との面会は不可としている葬儀社となります。(2022年1月時点)

※上記は今後状況次第で変わることもあります。

全国的に大きな葬儀社であっても「新型コロナで亡くなった方との面会」が出来ない葬儀社も多いのです。

新型コロナを巡る状況は、日々変化が起こります。

正しい情報を得ながら、今後も感染対策を続けていくことが大事となります。

こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌