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2023.09.09『カーテンの中のしあわせ』

我が家では、
薄い方のカーテンが風と光を抱いて
膨らむことを 「しあわせ」と呼ぶ。

例えば、座っている所に 風が吹き
カーテンが膨らんでその人を包んだとする。
すると、その人は「しあわせ」の中にいる。


なんでこう呼び始めたのかは
あまり覚えてないけど、
どう見たってしあわせ以外の表現が出来ない!
と、私が勝手に「しあわせ」と呼んでいたら
気付けば旦那さんも同じように呼んでいて
2人の中では共通言語になった。

「しあわせ」が共通言語なの、
ちょっといいな。


お昼間は すごく晴れていたので
旦那さんと2人、車でお買い物に。

走っていると、どうやら少し行った先に
大きな橋があるらしい。
いい天気だから行ってみよう!と橋を渡る。
するとその先の港が気になる。


いい天気だから行ってみる。
ずっと見たかったオブジェも見れたし、
潮風が気持ちいい。

釣り人が何人かいて、
何が釣れるのか聞きたかったけれど
勇気が出ず 旦那さんについて芝生の方へ。

白いベンチと、芝生の緑、空の碧と海の藍色。
この世の清々しさを
ひとつのフレームに収めたような風景。

はしゃいで旦那さんと2人で写真を撮り、
私ピンでも撮ってもらう。微妙だ。
私の旦那さんはわりとなんでも器用にこなすのに
写真の撮り方はあんまりで、かわいい。
ありがとう、と携帯を受け取る。


そして、本来のお買い物をどんどん後回しにして
ふらりと気になった所にドライブする。

「やっぱりたまにリフレッシュするのはいいね」
と言うと、旦那さんが前のめりに
「この前見たテレビで、旅は脳にも良いっていってた!!」と教えてくれる。

いつも家にこもっているし、
最近はお出かけと言っても
近所のお買い物くらいだったから、
確かに今日のプチ冒険旅はいい刺激になった。

「橋が渡ってみたい!」という最初の要望に
ノリよく答えてくれた旦那さんに感謝だな。
いつも本当にありがとうございます。




あと、最後にひとつ。

そのテレビ、一緒に観てた。
知ってるよ。

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