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自費診療=金儲け

みなさんこんにちは!

上の言葉を聞いてみなさんどう思いますか?

こう考えて自費診療をする歯医者に診られたいですかね?

いやですよね?

金儲けしか考えていない人からどんな商品も買いたくないですよね。



しかし、自分も含めて周りの歯科医師の多くは、自費診療をメインに日々の診療を行っております。

それは、現在保険診療の範囲内で使用できる材料や技術、治療時間はかなり制限があるからです。


どれぐらい制限があるのかと言いますと、
虫歯などでダメージを受けた一本の歯を治療により、最高の状態に持っていった状態が100%だとすると、
保険診療のみだと30~50%程度ぐらいしかいきません。

プラスチックの詰め物
プラスチックの入れ歯
銀歯
歯周病の再生材料が使用できない外科処置(ただ掃除するだけ)
ずれた噛み合わせをそのままにして入れ歯やブリッジを入れる治療

など、昔から多くの保険診療があります。

そしてほとんどがまた悪化して繰り返しの治療になります。

※僕ら歯科医師が行っている治療の8割以上はやり直しの治療です。


日々進化している医療で、新しいより良い治療法は、ほぼ100%自由診療となっています。

よって、常に勉強して、最新のより良い医療を提供したいと考えている歯科医師は、自ずと患者さんに自由診療を提示していきます。



⚫️自費と保険診療、どっちが良いの?

これに答えはありません。
ただし、十分な治療法の説明を受けた患者さんの選択のみ当てはまります。
自由診療で使える材料、技術、成功率、治療期間など、保険診療と比較してメリットとデメリットを全ての治療において説明を受けていれば、
あとは患者さんの選択の自由です。

その患者さんの背景、歯に対する考えによって選択が変わります。


十分な説明を受けずに、保険診療を行っている歯科医師は非常に多いのが現状です。
あらゆる選択肢を提示された上で治療法を選ぶことができないと、それは患者さんにとても失礼に値すると思います。




⚫️自由診療で可能になること

一本の歯が悪くなってしまった原因の追求を徹底して行い、再発しないよう予防し、より良い材料で本来その歯が持つポテンシャルの100%に近い状態にまで回復させることができます。

・噛み合わせのずれを治し、正しい位置で噛めるような機能回復
・歯周病で溶けた骨を再生させる材料を用いて、歯の寿命を伸ばす
・色や形が隣の歯と瓜二つなセラミック冠
・ホワイトニングをさまざまな治療と合わせ技で用いる
・歯がなくなった時に入れ歯でなく済むインプラント治療
・デジタル技術を用いた、確実低侵襲処置


など、数えきれないほどの処置があります。




もちろん、これは自由診療しなきゃ絶対ダメですということではありません。
今は難しければ、保険診療の範囲でもなるべく歯を温存しておいて、
タイミングが来た時に、しっかりと自由診療をやりましょう!

治療に入るまでにそんな将来的なことまで話し合える先生は本物だと
僕は思います!


「医者は患者の生命を救えるが、
歯科医師は救えない。しかし、患者の人生は救える。」


僕の大好きな言葉で、日々意識している言葉です。


今回はものすごーく真面目なお話になってしまいましたが、
ガチです!
ではまた!






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