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【ふなログ172:またまた失敗談。孤高のつもりが実は黒歴史上会いたくない人だらけだったという件】

最近、
何故か自分の昔話ばかり続いてます。
よく分からんけど、
そんな気分なんですかね。

しかし、自己紹介を兼ねて
今日も懲りずに続けます。

1. 社会人初期。ブラック職場での武者修行

1浪+2留で大学をなんとか卒業し、
就職氷河期に
親のコネでギリギリ就職できたという
超恥ずかしい過去を持つ私。

最近は見なくなりましたが、
ちょっと前までは大学卒業できるかどうか
大学のキャンパスの掲示板まで足を運んで
自分の名前が載ってるか
確認してドキドキする夢を
何度も見たものです…

就職した後は
分厚い技術書片手に
バカみたいに勉強しまくりました。

「所詮親のコネだコイツ。大したことねーよな」

と言われたくなかったからです。

研修期間が終わった後は
某メガバンク
(半◯直樹が出てくるあそこ)の
新営業店システムリリース後の
戦場のようなトラブル対応チームに
放り投げられました(言い方悪いですが 汗)。

毎日終電帰りは当たり前。
週に1,2回徹夜あり。
時々2連泊あり。
寝る時はホテルじゃなくて
プロジェクトルームで
椅子を並べて寝る。

実質
女・人・禁・制!!
なブラックな職場(笑)
女っ気全くゼロっ!!!

といったところで、
研修期間中に私が必死で
書物で身に付けたつもりだった
エレガントな技術理論や設計理論とは
かけ離れた
ぐちゃぐちゃなモデルのシステムが
眼前に横たわり、
それと泥臭く対峙する毎日でした。

そして
インテリヤクザ…(誇張し過ぎ?)ばりの
剣幕で圧迫してくるお客様。

お金が絡むクリティカルなシステムだから、
「明日までに直ってないと困るんですよ!」
という恫喝(失礼)
を受けるのは日常茶飯事。

常駐先の
一部上場超有名某SIerの
システムエンジニアから
資料作成を丸投げされ、

その資料をザルのようにレビューしてもらい、
それをお客様に提示するや否や
秒でやり直しを何度も宣告され、
(そのシステムエンジニアはビビって何も説明しない)

SIerのシステムエンジニアの
ザルレビューは棚に上げ、
SIerの調達からは値下げのクレームを受ける。。
(上司が反論して値下げは免れたようでした…今でも本当に感謝しております)

今思えば無茶苦茶な職場でしたが、
現場耐性は尋常じゃ無い程
身に付いたと思ってます。

あとは、
顧客説明用の資料作成能力は
相当培われ、
その後の仕事においても
高い評価を頂くことは多かったです。

その時にお世話になった
諸先輩方には今でも感謝しております。

2. 戦場からの帰還。「孤高」な存在のつもりが…

…といった戦場から帰還し、
当時の同期達の様子を見ると
結構生ぬるく感じてしまい、
結構私、
当時テングになっていたようです。

資格試験もその後色々と合格し、
給与も結構上がりましたし。

そして不覚にも
「孤高」な存在になったつもり
だったんですね。

「仲間なんていらないよね」と。

しかし、だんだんと
風向きは変わっていくわけです。

私と全く異なるタイプで
一見おどけているけれど
人望があって先輩からも愛され
お客様からも愛される同期
がいました。

その同期のことを
私は内心見下していたのですが、
年次が上がるにつれて
その同期の評価は鰻登りとなり、

私はその同期を引き合いに
逆に上司から
ダメ出しされることが増えてきました。

なんで必死に勉強している自分が
ダメ出しされ、
遊んでいるように見える彼(その同期)が
そんなに認められているのか?

と、理解に苦しんでいました。
しかし
「孤高」であればいいや
と嘯いていた私は
その理由をきちんと考えようともせず
学ぼうともしませんでした。

今思えば
その同期の彼は
上司やお客様が求めていることを
事前に察知して
前倒しに率先して動いていた
んですね。
だから愛されて認められていたわけです。

結局、
「俺コミュ障なんで」
という、
自称口下手世渡り下手な人間が
口にする逃げの常套句で
コミュニケーションと率先垂範の大切さを
学ぼうとせず「孤高」なつもりで
自ら世界を閉じさせていた
んですね。

3.転職。しかし会いたくないのに再会…

そしてその後、
私は親のコネが届かない企業に転職したのですが…
(今思えば現実逃避的な判断だったかもしれませんが)

その企業でもまさか
その同期の彼に再会したのです。

彼は屈託もなく私に挨拶してくれて
接してくれたのですが、、
私はその後彼を一切無視し続けました。

あの時の敗北感を
認めたくなかっのと
逃げるようにして転職した
惨めな自分と向き合い、
そんな自分を
彼に晒したくなかったのです。

結局、それ以来
私の中の
「会いたくない人」リストに
彼は追加されてしまうことになりました。

結局、その転職先でも
最初はとても幸先が良かったのですが、
そういった消極的な姿勢が出てしまったのか、
色々と不満を抱え、
安易な副業や投資(投機)
に手を出しては失敗し、
家事と仕事のバランスを崩し、
誰も相談できないまま
メンタルを壊して退職しました。

4.結局、逃亡していただけ。そこで振り返る

結局、
「孤高」な存在に憧れていたくせに
実は逃避とイジケの連続で

その当時温かく
接してくださった方々に背を向け、
会いたくない気持ちばかり抱えて
その場を去った過去でした。

今でも、
その方々に会えるか?と言われると
正直自信がありません。
本当は
「内心バカにしていたのではないのか?」
と、
良からぬ被害妄想に
襲われそうになるからです。

しかし、今振り返ると
コネ入社した「負い目」
のようなものを引きずって
自分に自信が持てないまま
所を得ない気持ちのまま
仕事に自信が持てないまま
歳を重ねていたのだと思います。

潜在的な自尊心、自己肯定感が
弱ったままだった
んですね。

5.そして今。美点凝視で黒を玉虫色にしてやる。

その後
色々と沈んだ時期は
経験しましたが、
そこから、自分が輝ける場所に
次第に辿り着けそうな予感がしており、

今のダブルワークとして
充実した日々を送るに至ってます。

新たな時代を担う若い世代、
人生を変えるべく
チャレンジするミドルの世代。

彼らの道標となるべく
これまでの泥臭い知見をお役に立てる
インストラクターの仕事に充実感を持って
全力で臨ませて頂いております。

意外と私の
紆余曲折なキャリア話は
有り難くも
好評を頂くことが多いもので…

黒歴史中の
「会いたくない人達」は
今でも消えませんが

そろそろ、
「どうでもいいかな」
と思える段階に
差し掛かる予感
もしています。

黒歴史を笑い話として
より鉄板話として
下品な同情話とせず。

自らの履歴が
黒だらけ
のように見えても

美点凝視
できるようになれば
玉虫色に輝く履歴になる。

そんな履歴をこれからも
描いていきたい。

いまそんな気持ちです。

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