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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
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2017年9月の記事一覧

0→1フェーズで気をつけるべき「改善」の罠

0→1フェーズで気をつけるべき「改善」の罠

スタートアップ的な、0→1をつくるフェーズのプロジェクトに関わる機会が増えてきて最近感じるのは、プロジェクトが前に進まない要因は「反対」よりもむしろ「改善」にあるということです。

スタートアップにいる人たちは基本的に何かを生み出したい、どんどん進めていきたいと思っている人がほとんどです。

だから、何かをやろう!となったときに「反対」はほとんど起きません。

その代わりに、「もっとこうしたらどう

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「逃げるから冒険できる」小幡和輝の正しい不登校のススメ



もしドラゴンクエストに“逃げる”という選択肢が無かったら、あんなに遠くまで行けただろうか?心理学でも、冒険を好む子どもほど、いつでも帰れる場所、家庭が安定しているという傾向があるという。※1

もし逃げられないとどうなるか?最近ネットで「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由、というマンガが話題になった。追い詰められて視野が極端に狭くなり、自殺すれば会社に行かなくて良いと思ってしまう。

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私たちは子どもに何ができるのか

私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む 単行本 – 2017/9/6 ポール・タフ (著), 駒崎弘樹 (まえがき), 高山真由美 (翻訳)

著者の「成功する子 失敗する子」もよい本で、そこで述べられていたことは子どものその後を決定する最大の要因は子どもの気質(やり抜く力、好奇心、自制心など。本書では「非認知能力」とされている)であるということだった。子ども支援に関わって

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