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信長にスマホですぐ連絡すべし!


信長の家臣、有岡城主「荒木村重」が、

ある時、信長に背きました。

裏切りの経緯は、前回のブログで↓↓


交渉上手な明智光秀でも、

村重を説得できずにいたところ、


ある男が「オレが行くーーーーー!」と、

側近もなしで、たった一人で有岡城へ乗り込むのです。



その男とは、黒田官兵衛です。


ドラクエでいうと、

主人公だけで中ボスキャラの城ダンジョンに行くようなもの。


官兵衛は、たった一人で村重の有岡城に行き、

説得しようとします。




が、


村重の意思は、石より固くて、

官兵衛の誠意も伝わらない。



反対に、村重から官兵衛に逆スカウトされちゃうのです。

村 重「官兵衛、手を組んで一緒に信長を倒そう」と。


官兵衛「いやいや、上様に謝りにいこうよ」



この攻防が続く。。。。わけでもなく、

村重はシビレを切らして、官兵衛を牢屋にぶち込んじゃうのです。


牢屋にぶち込まれて、仲間への消息が途絶えた官兵衛。



今ならスマホで

「ちょっと捕まっちゃったけど生きています」って

上司や家臣にLINEすれば良いですが、


牢屋にはスマホどころか筆も紙もありません。



すると、消息が途絶えた官兵衛のことを、

上司である秀吉や竹中半兵衛は心配するわけです。


しかし、信長は…

「官兵衛は寝返ったに違いない!」と思い込み、

官兵衛の息子(長政)を死刑するよう命令しました。


この時、信長の心理はどのようなものだったのでしょう?




心理学では「MUM効果」と言います。


人は、ある情報について知らされないほど、

悪い方へ考えてしまう傾向があります。


例えば、

最近TVで見なくなった一発屋芸人。


「今は違うビジネスで稼いでる」と思うよりも、

「今は落ちぶれて苦労してそう」とついつい考えがち。



さらに、

相手のことを知らなければ知らないほど、

マイナスに考える傾向があります。



信長の心理はまさにこのMUM効果です。

信長と官兵衛は、直接ガッツリ付き合っていたわけではありません。


軍師としての官兵衛の活躍は知っていても、

人間性までは知らないことが、

「官兵衛は村重に寝返った」というMUM効果に繋がったわけですね。



スマホですぐに信長に連絡できたら、

こんな濡れ衣を着させられずに済んだわけです。


それどころか、

「息子の長政を殺せ」と信長に言われなくて済んだわけですね。



これを今の時代に活かすと…

スマホがあるんだから、


・家族や恋人へ連絡しよう!

・友人向けにSNS・ブログ投稿しよう!



コツは、

一気にドカンではなく、

ちょっとでもイイからこまめに(特に女性には)!


1週間に1回1時間の電話よりも、

1週間に5回10分の電話の方が絶対イイです!


回数重視ですね!


僕は出張に行くたびに、

「ホテルから22時に必ず電話してきなさい!」と

嫁に言われます。

ヘンな店にいっていないかのチェックらしいです。


で、22時に電話しないと疑われるわけです。。

「絶対へんな店行ってたやろ!信じられへん!」と。

MUM効果、トホホなくらい肌身で感じています。。



最後まで読んで頂きありがとうございました。

歴史は令和の僕たちに道を教えてくれます。

















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