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保育のプロを一言で表す言葉はないのか!

最近は、やれ不適切保育だ、やれ低賃金だと、ネガティブな話題ばかり目立つ保育士。
そもそも「保育士」に限定した話をしたいわけではない。
「幼稚園教諭」や「保育教諭」も含めての話をしたいのだが、便宜上「保育士」とするのが楽だと自分でも思ってしまっている。

保育の仕事をする人たちの名称がどうも定まらない。
これが非常に不便で面倒なのだ

例えば、全てひっくるめて「保育従事者」といういい方もあるのだろうが、字面も良くないし、認知度も高くない。
また、「保育関係者」となると、どこからどこまでを指し示すのか分からない。

シンプルなのが「保育者」なのだろうが、この言葉には職業人としてのイメージがどうも持てずにいる。
プロの職業としての話をしたいのに、「○○者」とは、何となく視点がぶれてしまう。
例えば、「○○者」の代表として「医者」がいるが、職業としては「医師」が妥当だろう。
やはり「保育者」は職業を表す言葉とは思えない。

もともとの資格が異なる職業をまとめて言い表そうというのだから、そもそも無理があるのだろうか。
大体、こういう言葉を決めているのはどの立場の誰なんだ。

「保育士」という言葉すら、昔は「保母」だった。
男女雇用機会均等法の流れで児童福祉法が改正され、名称が変わった。
「保母」「保父」から「保育士」へ。
ただ、この「保育士」の「士」という言葉には、「男の子」という意味があるらしい。
意味が分からない。
ちゃんと調べて付けたのか、当時決めた人に問いたい。
決めたのは男の人なんだろう、きっと。

とにかく、「保育士」と「幼稚園教諭」は資格が異なっても、やっていることは「保育」と同じ括りになるので、ややこしくなるのだ。
いつも言っていることだが、もう資格の区別などやめてしまえばいい。
そして保育のプロを表す言葉を統一しよう。
その仕事をしている人が、誇りに思えるような名称を。
社会的地位を向上させるためには、個人のプロ意識を高めることも重要なのだ。


個人的には「保育師」なんてかっこいいと思うのだが。


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