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四季と甘味を愉しむ〜亀戸天神前本店編〜

こんにちは!船橋屋noteチームの小幡です。
今回から、船橋屋を巡る連載「ふなたび」が始まります。
第一弾は亀戸天神前本店編!
本店に来たことがある人も、ない人も!

このページに立ち寄った方、ぜひフラっと読んでいってください☺️


ようこそ船橋屋本店へ

亀戸天神のお膝元、藤棚が目印の船橋屋亀戸天神前本店にようこそ!

藤棚の下、船橋屋の暖簾をくぐると、天井から船橋屋の六角形のモチーフが描かれた大きな灯りが出迎えます。 
店内には喫茶スペースがあり、喫茶とお土産両方でくず餅をお楽しみいただけます。

亀戸を象徴する六角形のなかに、
くず餅の「く」と船橋屋の「フ」を重ねたロゴ
晴れた日は、中庭でもお召し上がりいただけます。


1805年、船橋屋の初代勘助が亀戸天神の境内に店を開いた後、明治初期の三代目勘助の時代に現在の場所へ移転しました。
関東大震災、第二次世界大戦など、幾たびの危機を乗り越え、217年が経った今も、亀戸に本店を構えています。

昭和初期の本店の姿


本店に歴史あり


現在、船橋屋亀戸天神前本店は、1945年の戦災により焼失した後再建され、70年余りが経ちました。
そんな本店では、長い歴史の中で船橋屋を訪れた数々の文豪の面影を感じることができます。

まずはこちら!
吉川英治直筆の「船橋屋」の大看板。

吉川英治は執筆に疲れると、
パンに船橋屋の黒蜜を塗って食べるのが
お気に入りだったそうです。


続いてこちら!
芥川龍之介が授業を抜け出してくず餅を食べに来たといわれる、通称:芥川席。

口の周りにきな粉をつけて戻ったら
バレてしまったそうです。


かの文豪たちが食べたあの味を、当時の趣を残した本店で楽しむ。
タイムスリップしたような、ノスタルジックなひと時を過ごせるかもしれません!

くず餅だけじゃない!
船橋屋本店の喫茶で味わう「おしるこ」

船橋屋の看板商品は、もちろん「くず餅」。
船橋屋がはじめての方には、まずはぜひくず餅をご賞味いただきたいのですが、本店ではくず餅以外にも様々なメニューを取り揃えております。

その中で、本店で働く私がおすすめするのは「おしるこ」!
自家製のゆでたて白玉はツルツルのモチモチ!
よい箸休めとして、同じく亀戸に本店を構える老舗味噌専門店「佐野みそ」さんの紫蘇の実漬けをお付けしております。


「でも…船橋屋に来たからにはくず餅も食べたいし…」

わかりますよ…!
そんな方には、「おしることくず餅3切れセット」がおすすめ!

さらに今年は、藤の時期に本店限定で「藤のおしることくず餅3切れセット」をご用意しています!

数量限定 6月上旬頃まで販売予定
(予定は変更になる場合がございます)



船橋屋本店に来るならここにも

江東区亀戸にある船橋屋本店。西側には横十間川が流れています。
周辺には、古くから梅の名所として知られる梅屋敷や、藤の名所亀戸天神社があり、四季を感じる街並みは、歩いているだけでとても楽しいですよ!
また、天神様からは東京スカイツリーが見え、新旧の名所を一度に味わうことができるのも下町ならでは。
亀戸は、お散歩するのにもってこいの町です😊

亀戸天神から顔を出すスカイツリー



おわりに

今年も、藤が見ごろを迎えますね!
本店では1年間、毎日藤のお世話をしてきました。
満開の藤を見ながらくず餅を食べる、1年で数日しか訪れない儚い楽しみを守るためです。

くず餅も、450日かけて作って2日で食べきる儚いお菓子。
藤を見ながらくず餅を食べる、くず餅ひとすじ217年の船橋屋らしい刹那の楽しみだと思っています。

ぜひ、本店にこの刹那の口福を味わいにいらしてください!

藤棚の先でお待ちしております。

今年も満開の藤が見れますように


店舗情報
船橋屋 亀戸天神前本店
【所在地】東京都江東区亀戸3丁目2-14
【最寄り駅】 錦糸町北口より約10分 亀戸駅北口より約10分
【営業時間】 お土産 09:00~18:00
お召し上がり 11:00~17:30(L.O 17:00)
【定休日】 年中無休

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