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「神に導かれし神社」

奈良の天河弁財大社さんに行ってきた。

堂本剛さんの「縁を結いて」のPVも撮影された場所でもあり、個人的にも縁のある曲でもある。

ここ半年で会った友達から奈良に行きたい神社があると言われて、よくよく聞くと天河弁財大社だった。

ここ1ヵ月くらい胸がザワザワしてて、何か呼ばれてる気がして行ってみた。

2年前にも一度訪れた場所。

その時は仕事で心が病んでしまい、何もかもがネガティブになっていた時期だった。

天河弁財大社は

「神に導かれし者だけが行くことが出来る神社」

とも言われている。

簡単に行くことが出来ないのだ。

奈良からも車で1時間、交通機関を使うと2時間くらいはかかる。

僕はペーパードライバーなので、無難にバスで行っているが、車を運転出来るなら絶対に車をオススメする。

バスだと本数が少なくて、移動が不便だ。

今回移動で往復10時間、滞在時間1時間という、時間の使い方を考えるともったいない。

ただこれを聞いたら本当に辿り着くのが簡単ではないことがわかる。

写真を撮りながらゆっくりゆっくりと天川に向かう。

電車に乗りながらのこうやって日常を見ることも醍醐味の一つでもある。

桜はまだ綺麗に咲いていて、道中たくさんの桜を見ることが出来た。

そういえば今年は桜をよく見た。

ここ何年かちゃんと桜を見た記憶がない。

奈良の桜は格別だ。

東京にいた時は忙しさに心を売り、身を削る思いで仕事した。

でも残ったのはお金でも実績でもなく、ボロボロになった自分だけだった。

逃げるなと言われ、戦った結果、死を考える毎日になった。

すがる思いで2年前この神社に来た。

いわゆる「導かれた」のかもしれない。

天河神社に着くとこの大きな門が見えてくる。

この門を通るとすぐそこには天河大弁財天社がある。

バスを降りた瞬間に空気の流れを感じた。

結構こういうことには鈍感な方だけど、それでも強いパワーのようなものを感じた。

写真で見るイメージと違って、実際に行くと意外と普通なところにある。

「縁を結いて」のPVを撮った赤い舞台や、本堂を実際に見ると圧巻で迫力を感じる。

帰りのバスは1時間後。

お参りした後はただただ天河の空気を感じた。

滞在時間は1時間だったが、それでも十分行って良かったと思える。

あっという間に時間は過ぎたけれど、今度は洞川の方にも足を運びたいと思う。


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