103 金平糖をとかしながら
きりりと冷えた夜の帰り道。
鼻を赤くしながら橋を渡る途中、ふと見上げたら星が出ていました。
濃くて深い紺色の夜空にビーズが散りばめられているようでした。
大きいのや小さいの。それぞれがそれぞれの方法で灯っています。
さむくて暗くても、仕事でくたびれていても、星が瞬く夜空を見たら少し元気が出ます。
そして、星がきれいな夜は、金平糖を食べたくなります。
--------------------
昔から金平糖が大好きでした。
シンプルなあまさのお星さま。
噛めばかりっとかたく