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要介護2の父と要支援1の母の介護体制を紹介します

自分の両親に合った介護とはどのようなものか?
その答えは難しいですよね。

100人いたら100通りの答えがあります。
完全に同じ状況の人はいないでしょう。
でも、似た状況にある人は、どこかにいるかもしれません。

今日はうちの両親がどのような体制でどのような介護サービスを受けているかをご紹介します。


1. はじめに

「介護の体制づくりって難しいなあ」とつくづく思います。
すべての人に共通するベストな介護なんてものはもちろんなくて、100人いたら100通りの「その人に合った介護」があります。

  • ご両親がどれくらい自分で動けるか

  • ご両親がどのような生活を望んでいるか

  • 介護に使えるお金がどれくらいあるか

  • あなたがどこまで介護に時間を使えるか

など、その人に合った介護の前提となる状況・環境は、個人個人で大きく異なります。
一人として同じ状況の人はいないでしょう。

だから、自分の親の介護をどういう体制でやっていくかを考えるときに、多くの事例を知っておくのはとても役に立ちます。
まったく同じ状況というわけではないにしても、似たような状況に置かれた方の介護事例を見つけると、ご両親に合った介護体制に一歩近づくことができます。

少しでもあなたが介護体制を考えるのにお役に立てればと思って、今日は私の両親がどのような体制でどのような介護サービスを受けているかをお伝えします。

2. 私の両親について

  • 年齢:70歳前後

  • 持病:父は糖尿病・脳関係の病気、母はうつ病

  • 要介護度:父は要介護2、母は要支援1

  • 収入:年金収入のみ

3. 介護体制

(1) 基本体制

  • 小規模多機能型居宅介護(「ふれあい」(仮称))にて、自宅で生活しながら介護サービスを利用中

  • デイサービス:週に2回(入浴・昼食)

  • 訪問介護:毎日(料理・掃除・洗濯等)

料理はヘルパーさんにお任せしていますが、掃除や洗濯等はヘルパーさんに手伝ってもらいながら両親も一緒にやっています。

(2) その他のサービス

  • スーパーへの買い物付き添い(週1回)

  • 歯医者への通院付き添い(週2回)

  • 散歩への付き添い(週2回)

他にも見えないところでいろいろと支援して頂いていますが、主なものはこれくらいです。

4. 食事

(1) デイサービスに行く日(週2回)

  • 朝食:自分で用意

  • 昼食:ふれあいで食べる

  • 夕食:市の配食サービスの弁当

(2) デイサービスに行かない日(週5回)

  • 朝食:自分で用意

  • 昼食:市の配食サービスの弁当

  • 夕食:ヘルパーさんの手作り(昼過ぎに作り置きしてくれたものを温めて食べる)

5. 介護サービス費用

(1) ふれあいへの支払い

  • 父 約15,000円(要介護2)

  • 母 約5,000円(要支援1)
    ⇒ 計 約25,000円

(2) 食費

  • 市の配食サービス:330円×31日×2人分=20,460円

  • ヘルパーさん手作り分:300円×23日×2人分=13,800円

  • ふれあいで食べる分:650円×8日×2人分=10,400円

  • 朝食:約9,000円
    ⇒ 計 約54,000円

注:実際にはこれ以外にも医療費や生活費など、いろいろかかっています。

6. 多くの介護事例を知るためのおすすめ本

多くの介護事例を知るためのおすすめ本です。


7. おわりに

うちの両親の事例はあくまでも一例にすぎません。
どのような介護が適しているのか、それにどれくらい費用がかかるのかは、様々な要因が関わってきます。

包括やケアマネとしっかり相談して、あなたのご両親に合った介護サービスを見つけられることをお祈りしています。


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