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おひさまサンサンな、豊穣の田んぼをイメージしていた(百人一首001)

先日急に
百人一首の歌について知りたくなりました。

中学校の国語の時間などで
意味もわからず
とりあえず
丸暗記!
という、苦痛だったことしか覚えていない……。

当時はそんなに興味はなかったのですが
(知らない人ばかりだったし)
大人になって
俄然興味が出てくるものです。

1首目から順番に
ゆっくりと読んでいこうと思います。


1.秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ

天智天皇の歌。

一番なので
一番最初に覚えたのか
今でも覚えています。
でも、意味がわからない。

なんとなく
秋の黄金色の実がたわわな稲
が、眼前に広がっているイメージが
まず浮かびます。
「秋の田」ですから。

秋なので「露」
夜露かな?

このくらいのイメージでした。


夜の歌だった……

歌の内容を解説しているサイトは
たくさんあり
意味はすぐに分かりました。

ざっくりな意味です。
(正確なことを知りたい場合は、ググってください)

「秋の田」は私が持ったイメージ通り
収穫間近の田んぼ。

「かりほの庵の」田んぼのそばに建てられた粗末な作りの監視小屋
仮庵→かりほ  庵→かりほと同じ意味。文字数を合わせるために2回言っているそう。

「苫をあらみ」 わたしは個々の部分が、ほーー!!となりました。
苫→草など編んだもの
あらみ→粗い
名刺+を+形容詞の語幹+み
→名刺が形容詞のため
→今回の歌だと、苫の網目が荒いため
崇徳院の「瀬をはやみ」は、川の流れが速いので

「わが衣手は」 わたしの袖は
衣手→袖
和歌の言葉だそうです。

「露に濡れつつ」露で濡れていく
つつ→反復・継続をあらわす


小屋というのが、
収穫前に稲が獣などに
荒らされないように
監視小屋
とのこと。

この小屋から田んぼを監視。
夜露が垂れてきて
袖が濡れてしまう
そんな情景。

はい!夜の歌でした!!


天智天皇

私の天智天皇のイメージ

  • 中大兄皇子時代に中臣鎌足と一緒に蘇我入鹿を討った(645年大化の改新)

  • 弟の大海人皇子(天武天皇)奥さんの額田王を奪った

  • 娘2人を大海人皇子の后にしている(漫画では。実際は4人とか)

  • 冷たそう

私は社会人になってから
日本の歴史を
点じゃなく線として
見られるようになりました。

学校で習う歴史は
量が多いので、主要なことのみです。
なので、
例えば
聖徳太子(廐戸皇子)は一体何者?
という状態でしたし
そのあとの
天智天皇とのつながりが全くわかっていませんでした。

全部「点」でした。
だから覚えてもすぐに忘れてしまう。
「線」としてストーリーとして
歴史を覚えると
結構覚えていられます。
たとえ忘れたとしても
前後のことなどで
芋づる式に思い出すこともできます。

飛鳥時代のイメージを掴むのに
とても良かったのが漫画です。

読んだのが四半世紀近く前です。
(20代前半)
その時はまだ連載中でした。
なので、途中までしか読めていないです。

完結しているようなので
読んでみたいなと思います。

こちらは
天智天皇の娘、鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ)
天武天皇の妃であり、のちに持統天皇となります。
持統天皇の物語です。

ですので、父である天智天皇も出てきます。

杉本苑子さんの小説も何冊か読みました。

いろいろと読んでました。20代の私。


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