見出し画像

【ヒント】HSP(繊細さん)の仕事との向き合い方

明日、またはあさってが仕事始め、という方が多いと思います。
HSPの方の中には、仕事に行くのが憂うつだ、と感じている方もいるかもしれません。

そこで、嫌な気持ちを少しでも軽くするための、ヒントをお伝えできればと思います。
就職、転職したばかりの人にもおすすめです。

1. 1日単位で考える(今日、明日のことだけを考える)

シンプルなのですが、今日のことだけ考えましょう。
それが難しければ、明日のことくらいまでは考えても大丈夫です。

不安障害を抱える人が感じやすいものとして、「また、あの不安が襲ってくるかもしれない」という不安感を覚える、<予期不安>があります。
HSPの場合は、想像力が豊かで物事を多角的に考えられる特性ゆえに、物事が悪い方向に進む危険性も見えてしまい、不安を募らせることになります。

「今に集中する」ための簡単な方法は、マインドフルネス的な考え方です。
ウォーキングをしている時に「今、自分は歩いている」「そよ風が気持ちいい」、食事をしている時に「今、生姜焼きを食べている」「大好物だから美味しい」というように、今の心、身体、周囲の状況などに注意を向けましょう。

ポジティブな感情に限らず、ネガティブな感情に包まれたとしても、それを否定する必要はありません。
「今、自分は悲しいんだな、つらいんだな」と、あるがままに受け止めるだけです。

「1日単位で考える」は「今に集中する」と似ていますので、仕事のストレスと向き合うだけでなく、自身の感情や思考を整えることに役立つと思います。

2. 弱音を吐ける環境づくりをする

誰かに悩みを打ち明けられなくて苦労している人は多いと思います。
相手に嫌な顔をされたらどうしようとか、考えを否定されたくないとか、ついつい頭をよぎってしまいますよね。

実は「弱音を吐く」って、深刻で仰々しいものである必要はないんです。

ハプニングが起きそうなときに「ちょっと不安です」だったり、仕事終わりに「今日は疲れましたね」だったり、ささいな感情の揺れ動きをつぶやくだけで、意外と楽になれます。
完璧主義的な傾向の強いHSPは、自分自身を良く見せがちです。
ですから、無意識に100%の力を出していることが多いので、周りに弱い部分を見せると、「〇〇さんでもそう感じるんだな」と親近感を持ってくれる可能性が上がります。
また、自分が感じていることを表現することで、周囲の人たちがどうやってサポートしようか、気遣ってくれるかもしれません。

全体ミーティングなどの機会があったら、「困り事を共有する」という時間を設けるのもおすすめです。
お互いの苦労を分かち合うことで、より良い付き合い方を探していくことができるでしょう。

3. 「辞められる」というカードを持っておく

栃木ゴールデンブレーブスで活躍されているプロ野球選手、川崎宗則さんがおっしゃっていた言葉です。

がんばって入社することができた会社で、できればずっと長く働き続けたいと思いますよね。
ところが、「続けたい」が「続けなければならない」という義務感に変わっていくとつらくなってしまいます。

実際のところ私も、「仕事を続けなきゃ」という思いで働いていると、かえって逃げ出したくなってしまって、しんどさが増していきました。

「いつでも辞められる、辞めてもいい」というカードを胸の中に用意しておくことで、いつもより自由に身動きが取れるようになるはずです。

サポートしていただけると、とてもゴキゲンになります。ぜひぜひお待ちしています。