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私も棺桶まで永遠のランウェイ


東北の冬は、さむいっ!!!

どうも、ふみぽんです。
なんと寒さと乾燥のおかげさまで風邪をひきました。花巻に越してから初めて病院に行った。みんなもお大事に。

さて、「女将と漁師のゆるマガジン」、女将ふみぽんのターン!

花巻でゲストハウスを守る女将のふみぽんと、陸前高田で牡蠣と向き合う漁師のひーさん。ふたりが日々感じたことや思ったことをあれこれ綴る週刊ダイアリー。 交換日記的に、ふみぽんとひーさんが交互に、毎週水曜更新!


先週のゆるマガはこちら⬇︎

ひーさんからのお題は「最近読んだ本の読書感想文」だね。タイトルでお察しいただいている方もいるかもですが、最近読んでかなりよかった本を選んで書いてみました。


令和アイドルが書き上げたあげみざわBook

私が読んだのはこれ。

「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」/  kemio

お目当のビジネス本と雑誌を探しに、行ってみたかった青山ブックセンターへ行った時、なんだか今の私に必要な本な気がして、結局これだけ買って店を出た。

私ね、これを書いたkeimoちゃんのことが大好きで、いつもYoutubeに上げている動画を見て、元気をもらってた。とにかく私にハッピーをくれる存在で、本を出したのも知ってたんだけど、その弾けるような元気さとピチピチ感に戸惑ってしまい、買うに至っていなかったのです。再会って感じ。

「てかkemioって誰?」ってなった方、ぜひこれを見て。

彼は一言でいうとアイドルなんだけど、Youtube配信(チャンネル登録者数152万)、モデル、歌手、タレントなどの芸能活動をしていて、本人曰く「スーパーアイドル」らしい。これと言った肩書きはなくて、ジャンルにとらわれずにあげ〜なことをしていくスタイルの人。ちなみにkemio語と呼ばれる独特の言い回しが一言何か話すたびに炸裂していて癖になる。「あげみざわ」とか、「泣いたー」とか。中高生から絶大な人気があって、流行語にもなっているのです。

いろいろ書いたけど、いわゆる令和ギャルなんです、kemioは。
で、なぜ私がkemioを好きかって、ただのギャルじゃないから。この本はただのkemioファンブックじゃない。人生に必要なことがたっぷり、もうお腹いっぱいになるくらい記してある。

keimioは只者じゃない。あんなにアホすぎて笑える動画をたくさんあげてるけど、めちゃくちゃ頭がいいし、失敗してきた数が半端ない分かなり経験値がある。そして何より、いろんな苦難にぶつかってきたからこそ得たのであろう「勇気」と「覚悟」が素晴らしい。

前置きが長くなってしまったけど、ここから私が「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」を読んで心に残った名言をいくつか紹介したい。


クソみてぇな人間には「強くしてくれてありがと」って切り替え

kemio氏はこの著書で人間関係について多く触れているのだけど、この名言を連続でぶち込んでくる感じがたまらなくカッコよくて印象になった。以下、好きすぎるので一部引用させていただく。

●本当にいじわるな人ってなぜかいるし、傷つけてくる人はデスノートに名前書いちゃうよって感じなんだけど、避けられないよね。〜(省略)〜よく考えたら「なんであんなクソみたいな人間にボロボロにされなきゃいけねぇんだよ」って気持ちになって、「強くしてくれてありがと」って切り替えて乗り切った。

●バチ当てるのは神様に任せて、「次に似たような人に出会ったらこうしよう」って勉強できたから100%悪いことではなかったよねっていうポジティブの精神で落ち込むのやめちゃう。

●いつだって自分が自分の味方でいてあげるの。風邪薬はあるけど、心の傷の薬はない。だから自分で「次行こ」って思うためのセルフセラピーを行ってください。

いさぎよくて、あげ〜〜〜!

私が好きなのは、「バチ当てるのは神様に任せて」ってところ。傷ついたことのある人だからこそ、優しくて、強い考え方だなって思う。私もこれからもし辛いことがあったら、「はい、勉強になったよ強くしてくれてありがと!次行こ」って心の中で唱えてみることにしよう。




ジャンル不明でいいじゃん!目の前にあることをやるだけ

kemioってジャンルにとらわれずにいろんなシーンで活躍してて、kemioの話を友達にするときにいつも「この人をひと言で伝える肩書き、なんだろ?」って考えてた。でも、それってこういう考え方みたい。(以下引用)

私、基本的に人生に計画性がないから、ゴールなんて決まってない。このあとどこに着地するかはわかんないし一生ジャンル不明。だけど絶対ぶれない軸は「人をハピネスにする仕事をしてたい」ってこと。何かの職業ジャンルにハマんなくてもいいのかなーって。自分が何者かってことよりも、「エンターテインメントの世界で人を幸せにする」っていう夢に近づけてることが私にとっては大切なんだよね。

他の何でもない、私は将来kemioになりたい!

わかる!!!!!!!
私も将来ふみかになりたい。ふみかをしっかり生き抜いていきたい。

この節では、「私って将来何がしたいんだろ?」っていうぶつかりがちな不安な気持ちに寄り添ってくれるような言葉たちと、自分の気持ちに正直に生きて、素敵な夢を追いかけて行動し続けるkemio氏のヒーロー感に、心を打たれた。まじでハピネスすぎ。好き。

私の場合は、「周りにいる人たちを、どんな方法でもいいから応援したい!そしてエンターテイナーでありクリエイターでありたい」が夢だな。その目標に近づくために今いろんなこと勉強する時期だと思っているkemio氏のおかげで自分の夢、再確認したよ。ありがみ探検隊。




何をやるかは賭けでしかない。ウチら一生ベガスなう


以下、今の私に一番響いた言葉だった。

●目の前にあることが将来必要になるかならないかって、目の前にあるときはわからないの。〜(省略)〜今やること、やらないことって結局賭けでしかなくて、ウチら一生ベガス。まじで。

●自分が「昔やったこと」「やらなかったこと」については、今の私が責任持っていれば大丈夫。だから今は目の前のことをとりまやりまくって、その責任は将来の自分に任せとこー。

ちょうど今、「私ってこれから何をやったらいいんだろう」って悩んでいた。でも、それって悩んでる間にとりあえずて動かしてやっちゃえばいいんだって即切り替えた。そしたらこのkemio氏の言葉に出会ったから、「ウチら一生ベガスだよね!?だよね!!じゃあやるしかないね!」って勇気付けられた。

やるべきことを見極めるのは大事かもしれないけど、とりあえずやってみなきゃわからない。やってダメなら方向転換すればいい。

実際、最近の私は過去の伏線回収をするように、日常のいろんな場面で「あぁ、あのときあれやっといてよかったなー」って思うようになった。これも、これまで目の前のことをとにかくやってきた「過去の自分」のおかげ。だから自分に感謝して、責任は未来の自分に託して、今を一生懸命生きてこー!ってなった。


太陽と月みたいな言葉たち、すきぃ

今回紹介したのはほんの一部だけど、もうページをめくるごとに「はい最高!」「好き!」と声に出したくなるくらいに元気出た。とにかく、ここ最近で一番パワーをもらった一冊だった!

何気に私が一番この本で感激したのは、どんな出来事もパワーに変えてきたたくましさと、辛かった時期を乗り越えてきたからこそ滲み出る優しさが、文章の節々にあらわれているところ。キラキラと強いパワーでガンガン輝いてる感じじゃなくて、ちゃんと闇(いい意味で)を持っているというか。太陽と月どっちも、みたいな。だから心にすぅーっと入ってきたんだと思う。

ウチら棺桶まで永遠にランウェイだよ!!!堂々と自信持って歩いてこ!!!という気持ちで最近生きてます。
気になった人向けに一応URL貼っとくね


さて、

テンション高めでお送りしました。

次はひーさんの番。最近読んだ本の感想、オススメポイント、教えて〜!


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